北海道 滝川市
 D51297
 
 保存場所 :  (Map Code : 179155733*62 )
 わが国に最初の鉄道が開通したのは明治5年新橋横浜間29.1kmであった。北海道では、これより8年後の明治13年手宮(小樽市内)、札幌間35.2kmが開拓使によって誕生した。
空知地方では、明治15年に札幌から幌内(三笠市内)に延長、そして北海道炭鉱鉄道に受けつがれ、明治25年には空知川左岸に空知太駅が設けられ、開拓者たちが陸続として、この駅に降り立ち奥地への道をいそいだ。 その後、官設鉄道により鉄路は更に北へ延長されることになり、明治31年5月滝川機関区、同年7月に空知太、旭川間の開業により滝川、江部乙の両駅が設置された。
これらの鉄道は、明治40年になって国有に一本化されたが、大正2年11月滝川駅を分岐点にする下富良野線(根室本線)が開業されるに及んで、滝川は交通の要衝という不動の地位を確保した。 ”千里の林万里野・四面は海に囲まれて・・・”幼い頃こんな北海道唱歌を口ずさんだ人が多かったろう。 黒煙を空になびかせて原生林を縫い豊かな田園をばく進し、市街地をゆるがせた汽車、真暗なやみの中を長く細く尾を引く汽笛の余韻、遠く美しく流れる夜汽車の窓あかりの連なり、どれ一つにもそこに詩情を漂わせてくれたものである。 その先頭で力強くけん引した蒸気機関車が、いま、ここに安息の日々を送っている。(解説より)
  
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