旧東海道線
逢坂山とんねる跡

  
碑の背景
コメント
1874年に開通した大阪〜神戸間の官設鉄道は1877年には京都まで伸延した。 この鉄道は敦賀まで延長する計画であったが、京都〜大津間を直線で結ぶには東山と逢坂山をトンネルで抜けなければならなかった。 しかしながら、東山は地質不良ということで京都から稲荷・山科を通り大谷に至る経路が選択されたが、大谷〜大津間は隧道を掘ることとなった。 この逢坂山トンネルは日本で最初に掘削された山岳隧道であり、建設にあたっては御雇外国人技師の力を借りず、日本人によって掘削されている。 トンネルの西口は名神高速道路を建設する際に、埋設されたが、逢坂山トンネルの東口は現在も残されて居り、1960年に鉄道記念物となっている。

写  真
基本情報


所 在 地 : 大津市大谷
  名神高速道路 蝉丸トンネル・西口付近
MapCode : 7597113*61
建 立 日 : 1962年12月
建 立 者 : 日本道路公団
種   別  : 跡地碑
撮 影 日 : 2004年 8月22日



碑  文  明治十三年日本の技術で初めてつくった旧東海道線逢坂山トンネルの西口は名神高速道路建設に当りこの地下十八米の位置に埋没したここに時代の推移を思い碑を建てて記念する


 戻る

inserted by FC2 system