福岡県 須恵町 | |
C11257 |
保存場所 : 皿山公園歴史民俗資料館 (Map Code : 55603545*15 ) Cのチョンチョンという愛称をもつこのC11型SLは大変な人気者でした。 すっきりした姿、そして個性豊かなC11は、昭和七年から昭和二十二年まで十五ケ年間に、合計三八一輌が製造され、その中の一一一輌が九州の都市と農村の間を結び、野や山を駆け廻り、生きものが息づかいするかのようにリズムよろしく蒸気を吹き煙を吐き、汽笛は山里深くこだましました。 ここにあるC11257号車は、昭和十九年誕生以来三十年の間雨風の日も雪の日も鉄軌条の上で客車や石炭等を沢山連結して活躍し、その走行距離は一、二一一、七四四粁に達し、地球の三十周回相当を走りました。 |
薪や石炭から石油へ替る燃料革命は、石炭産業を終閉し、またこの愛すべきSLの役割を封じ去ってしまいました。 私たちはSLの栄光をたたえ、大いなるものの姿をこの若杉山麓にとどめ、末ながく保存してゆきたいと思います。 昭和五十年五月 須恵町 (解説より) |
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西鉄507 |
保存場所 : 皿山公園歴史民俗資料館 (Map Code : 55603486*45 ) 福博の街に市内電車が開通したのは明治43年の事で、以来70年の間(全面廃止前6〜7年を除いて)拡張をしつづけ、大衆輸送機関の大役を果たしてきました。 この500型電車は、特に大戦後まもなくから全面廃止の時までの約30年、最も過激な街の変化を見つめつつ走りつづけた電車で、ここ数年のあいつぐ路線廃止の中で最後の最後まで休むまもなく多くの人々をのせ、おしまれながら昭和54年2月、その任を終えました。 都市圏の拡大とそれに伴った交通事情の悪化で、この代表的省エネルギー型電車が消えてしまったことは皮肉なことです。 尚、この電車の後には、昭和56年より高速地下鉄が運行される事になります。 須恵町教育委員会 (解説より) |
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