愛媛県 松山市 |
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伊予鉄 1 |
保存場所 : 梅津寺パーク ( Map Code : 53430576*34 ) 伊予鉄道1号機関車 この機関車は「四輪連結水槽付機関車」で、明治21年伊予鉄道株式会社が松山〜三津間に、軌間2呎6吋(0.762メートル)の鉄道を敷設した時から使用されたもので、ドイツのミュンヘン州クラウス製造所から輸入されました。 当時は米1升が4銭5厘の時代に、この機関車の価格は9,700円でした。 爾来線路も延長されて明治、大正、昭和と実に67年にわたり松山平野を走りつづけました。 夏目漱石の名作「坊ちゃん」に登場してからは、「坊ちゃん列車」の愛称で親しまれてきましたが、いまは使命を全うしてここに保存されています。 わが国に現存する最古の軽便鉄道機関車として、昭和42年10月14日、日本国有鉄道から鉄道記念物としてしていされました。 (解説より) |
伊予鉄 1 (複製) |
保存場所 : 伊予鉄本社前 ( Map Code : 53286809*10 ) 伊予鉄道1号機関車 原寸模型 日本最初の軽便鉄道機関車で明治21年ドイツより輸入し約70年にわたり松山の平野を走りつづけた 文豪漱石の名作「坊ちゃん」に登場した1号機関車は現在わが社の梅津寺パークに保存されている 昭和52年9月14日 伊予鉄道株式会社 (解説より) |
伊予鉄 1 (複製) |
保存場所 : 宮田ビル駐車場 ( Map Code : 53318600*80 ) 坊ちゃん列車 明治時代の伊予鉄道の機関車が”坊ちゃん列車”と呼ばれるようになってから久しい。 正確には四輪連結タンク機関車(伊予鉄道甲一号形)と客車が、後の世”坊ちゃん列車”とユニークなニックネームをいただいたのはむろん明治三十九年に夏目漱石が書いた小説「坊ちゃん」の中の記述からきているのは明白である。 夏目漱石は明治二十八年四月から一年、松山中学の教師として着任した。 小説「坊ちゃん」はすべて創作であるから、中に出てくる駅名や運賃などは事実と違う点もある。 しかし、全国初の軽便鉄道のありのままをよく描写していて興味深い。 |
「停車場はすぐ知れた。 切符も訳なく買った。 乗り込んでみるとマッチ箱の様な汽車だ。 ごろごろと5分許り動いたと思ったら、もう降りなければならない。 道理で切符が安いと思った。 たった三銭である」というくだり。 マッチ箱列車という描写が実に印象的である。 さらにこの小説では坊ちゃんや赤シャツ、マドンナ、うらなり君などの登場人物が「坊ちゃん列車」をよく利用している場面が続く。 「やがてピューと汽笛が鳴って、車がつく。 待ち合わせた連中がぞろぞろ吾れ勝ちに乗り込む。 赤シャツはいの一番に上等に飛び込んだ。 上等へ乗ったって威張れる所ではない。 住田まで上等で五銭、下等が三銭だから、僅かに、二銭違いで上下の区別がつく。 かう云うおれでさえ上等を奮発して白切符を握ってるんでもわかる。 尤も田舎者はけちだから、たった二銭の出入りでも頗る苦になると見えて、大抵は下等に乗る。 赤シャツの後からマドンナとマドンナの御袋が上等に乗り込んだ。 うらなり君は活版で押した様に下等ばかりへ乗る男だ」という個所もある。 現在、この坊ちゃん列車のうち機関車は鉄道記念物に、さらに客車を含めて県文化財にも指定され、梅津寺パークに陳列されている。 また、同型の客車は子規の墓所、正宗寺にもある。 此処に展示している「坊ちゃん列車」は昭和五十年に発足した「坊ちゃん列車を走らそう会」(世話人代表 米山徹朗)の有志により、往時の設計図に基づき忠実に復元したもので昭和五十一年完成。 また客車二両は昭和五十五年に完成した。 ちなみに、映画、ダウンタウンヒーローズ(主演 早坂 暁 出演 薬師丸ひろ子)で銀幕にも登場。 また、平成十二年五月には鉄道唱歌生誕百周年記念(JR四国主催)として宇和島駅構内で実走した。 企画展示 坊ちゃん列車を走らそう会 ふるさと市民会議 (解説より) |
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伊予鉄 1 (営業用) |
保存場所 : 松山市駅 この車両はディーゼルエンジンを動力とし、終端駅では自身が持っているジャッキで車体を持ち上げて方向転換を行っている。 |
キユ251 |
保存場所 : レストランでんぷん ( Map Code : 53 382 043*18 ) |
坊ちゃん列車 |
保存場所 : 子規堂 ( Map Code : 53 286 687*17 ) |
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