広島県 三次町

 48650
 
保存場所 : 三次町文化会館 ( Map Code : 244536440*62 ) 
  機関車の車体番号の見かた
この機関車は、8620型といい通称86(ハチロク)と呼ばれています。
CとかDとかアルファベットを付ける以前の型式です。
機関車は造った順に番号をつけています。 この型式の機関車第1号の番号は 8621 です。 80台造るごとに万の位を増やして番号をつけました。
48650 の番号は、万の位が4ですから4x80(台)=320 末2桁が 50 ですから 8650−8620=30 合わせて350 となり、展示してある機関車は、350番目に造られたことになります。
 機関車について
大正11年(1992年)11月11日、大阪汽車会社で造られました。 当時としては動輪の直径が1600mmと比較的大きくて引っ張る力も強く、高速度(95km/h)走行が出来て炭水車を備えて長距離を無停車で走ることが出来る花形機関車として親しまれました。 
製造以来日本各地を転々として、昭和40年(1965年)3月16日に山口県小郡機関区から三次機関区に転属されました。
以来昭和46年(1971年)3月退役するまで、芸備線福塩線の旅客や貨物を牽引し県北のために働きました。
製造以来、この文化会館に据えられるまでの49年余りの間に走った距離は2,518,953.4Kmにおよび地球を約63周したことになります。

 どうやって運んだか
近くの三江線尾関山駅までは別の機関車にけん引してきました。 尾関山駅で機関車部と炭水車部に分けられ、それぞれレッカー車によってトレーラーに積み、ここまで運びました。 何しろこんなに大きく、長く、そして重いものですから、車の通行の関係で夜の作業となりましたが、大変の深夜作業でした。
昭和47年(1972年)3月17日午後10時から翌18日早朝までかかりました。

昭和47年(1972年)3月21日 三次市教育委員会  (解説より)
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