奈良県 五條市
 78675
 
保存場所 : 五條史跡公園 (Map Code : 36038577*80 )
 大正初期に製作された旅客用の機関車で、それまでは英国製の2120形が過半を占めていた。 この8620形は我が国初めての国産機関車で、高速運転に適合して設計され特に先台車は1軸台車でありながら2軸台車の作用をしているのも8620形式のみである。大正14年までその数687輌の多くに達し、ハチロクの愛称を持って親しまれてきた。終戦後、昭和24年奥羽本線(福島〜大沢間)43kmが電化されたのを皮切りに各幹線の電化、近代化により車令50年をこす8620形は減少の一途をたどり、昭和47年4月には五能線(秋田)、唐津線、長崎線に合わせて30輌となった。洗練されたスタイル、三訓和音の汽笛、大きな働輪はいつまでも当時の雄姿をしのばせることでしょう。またこのスポーク働輪は今でも国鉄のシンボルとして帽章に制服に刻まれているのに馴じみ深いことと存じます。8620形の元祖8620号(1号機は昭和37年10月東京青梅公園に当時のままの姿で保存されています。ラストナンバーは88651号機であり、この78675号機は616輌目に製造されたものである。(解説より)
 

     トップページに   場所リストに  車両リストに  更新記録に
inserted by FC2 system