兵庫県 宝塚市
 C56111
 
保存場所 : 雲雀丘学園小学校 (Map Code : 1843641*74 )
   日本国有鉄道蒸気機関車C56型式について
 C56型蒸気機関車はC12型タンク車の炭水車つきとして昭和10年から14年まで5年間に160両製造されました。 このC56型の特徴はバック運転の際後方の見通しを良くするため炭水車の側面に段をつけ傾斜している点です。 全国各地の運転距離の長い簡易線で活躍しました。
 太平洋戦争中タイ・マレー等に半数以上の90両が送られました。 昭和17年から1年間の突貫工事で多くの犠牲者を出して開通した全長415kmの泰麺鉄道(映画”戦場にかける橋”でと記憶のある方もあると思います)の主力機関車として大活躍しました。 戦後タイ国鉄に引継がれ現在同国の人々に親しまれています。 
 このC56111号機は昭和12年9月30日に誕生以来その生涯の大半を長野県下で過ごし、昭和48年3月2日飯山線の「SLさよなら」運転で同地の人々に別れを告げ鹿児島県吉松機関区に転属となりました。
 昭和48年4月宮崎県に於ける植樹祭にお召列車の予備機として出向しました。 煙突の金色に輝く二条の線はその時の名残りです。 地球約43周という永い力闘の旅を終わり今ここに静かに余生を過ごしております。
 我が国の貴重な文化遺産として大切にしましょう。
    学校法人 雲雀丘学園   
(解説より)

許可を得て撮影
 

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