京都府 与謝野町(旧加悦町)
 加悦2 
 

保存場所 : 加悦SL広場  (Map Code : 473521375*20 )
  旧鉄道省形式120
 明治6年(1873) 英国のRSTEPHENSON社で製造されました。
 同年6月 旧鉄道省が輸入し、大阪−神戸間の鉄道建設に、翌明治7年(1874)からは同間の旅客列車の運行に活躍しました。
大正4年(1915)に旧鉄道省より簸上鉄道 (島根県,昭和9年旧鉄道省が買収)に払い下げられ、その後大正15年(1926)10月に加悦鉄道創業に伴い譲受け、旅客輸送に従事しました。
昭和31年(1956)11月 ボイラーの水漏れ甚だしく使用を中止しました。 (解説より)

 東洋レーヨン 103
 

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 このかわいらしい1915年(大正4年)生まれの機関車は義経・弁慶で有名な米国ポーター社(H.K.PORTER COMPANY)の製造によるもので、明治から大正にかけて日本に輸入されたアメリカ製機関車のうち、現存する小型機関車の一つです。 長門鉄道−山陽鉄道(合併)を経て1947年(昭和22年)に東洋レーヨン滋賀工場の入換用に使用され1964年(昭和39年)まで働きつづけたオールドタイマーですが、さすがに義経の弟分だけあって、アメリカ開拓時代のおもかげをよく残しています。 西部劇ミニチュアー版と言った貴重な実物資料です。 (昭和39年11月 東洋レーヨン寄贈) 愛称 ポニー号  (解説より)

 加悦4
 
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 旧鉄道省形式1250と同一
大正10年(1921) 4月 河東鉄道(大正15年長野電気鉄道に合併)が、川崎造船所兵庫工場で新製。 河東鉄道3号機
昭和 9年(1934) 7月 長野電気鉄道より譲受ける。
昭和15年(1940)     空気圧縮機、空気ブレーキを取り付け。
昭和27年(1952)迄は主に旅客列車を、昭和27年の日本冶金工業(株)大江山製造所再開後は、工場入れ換えに活躍しました。
昭和42年(1967)11月 煙管の大半及び火室内鋲部等腐食甚だしく休車
昭和44年(1969)     廃車
加悦鉄道60年の歴史の中で、旅客、貨物輸送に最も活躍した蒸気機関車です。 (解説より)

 1261
 
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旧鉄道省形式1260
大正12年(1923)    簸上鉄道(島根県、昭和9年旧鉄道省が買収)が、日本車輌製造(株)で新製。
昭和8年(1933)     空気ブレーキ取り付け
昭和18年(1943)2月 ニッケル鉱石輸送力増強のため、旧鉄道省より同型1260とともに譲り受ける
昭和20年(1945)迄は、ニッケル鉱石輸送に、その後は、旅客輸送及び岩滝線の貨物輸送に活躍。 同型機の1260号は、昭和22年(1947)昭和電工富山工場へ売却。
昭和42年(1967)11月 休車   (解説より)

 C57189
 
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日本の近代蒸気機関車のうち最も端麗とされ、その姿、かたちからみて「貴婦人」とも呼ばれていました。
昭和21年(1946)11月 旧国鉄が、三菱重工三原製作所で製造。新潟機関区(信越本線)に配属。
昭和24年(1949) 9月 直江津機関区(信越本線、北陸本線)に転属
昭和41年(1966) 3月 豊岡機関区(山陰本線、播丹線)に転属
昭和45年(1970) 7月 新津機関区(羽越本線、磐越西線)に転属
昭和46年(1971)11月 廃車
昭和48年(1973) 3月 展示用として旧国鉄より貸与をうける。
総走行距離 1,738,978Km(地球約44周)  (解説より)

 C58390
 
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C58型は、唯一の本格的テンダー(炭水車)式1C1型機関車で、テンダー式としてはわが国最初の密閉式運転室を採用し、主に寒冷地に配属されました。 製造機数427両
昭和21年(1946) 7月 旧国鉄が、汽車製造(株)で製造
昭和21年(1946) 8月 函館本線 小樽築港機関区に配属
昭和22年(1947) 4月 函館本線 苗穂機関区に転属
昭和22年(1947) 9月 石北本線 北見機関区に転属
昭和50年(1975) 7月 用途廃止
昭和50年(1975)10月 展示用として旧国鉄より貸与をうける。
総走行距離 1,851,467Km(地球約46周) (解説より)

 DC351
 

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昭和31年(1956) 1月 南部鉄道(青森県、昭和44年廃止)が、汽車製造(株)で新製
昭和42年(1967) 7月 南部鉄道より譲受け、旧国鉄丹後山田駅〜日本冶金工業(株)大江山製造所間の貨物列車を牽引。
昭和60年(1985) 5月 廃車  (解説より)
 KT6
 
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昭和31年(1956) 日本通運が、加藤製作所にて新製。 山陽本線万富駅のキリンビール専用線で使用。
昭和46年(1971) 岡山駅の日本専売公社専用線に転属。
昭和51年(1976) 用途廃止。 東岡山付近の国道2号線沿いの「ジーンズ縫製工場」に売却され、看板として保存展示されていました。
平成11年(1999) 加悦鉄道保存会は譲受け、整備後展示しました。
第二次大戦後加藤製作所が、地方鉄道、専用側線用として製造した小型ディーゼル機関車で、その姿、形が愛くるしく”カトーくん”と呼ばれています。 現在大井川鉄道等で2輌が稼働状態にあります。 小型ディーゼル機関車では、同年代の森製作所”森ブタ”と並び称されています。 (解説より)

 TMC100
 

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昭和36年(1961)    富士重工業(株)宇都宮製作所製。 旧国鉄福知山機関区にて使用。
昭和53年(1978) 9月 加悦鉄道が旧国鉄より譲り受ける。  昭和60年までは、保線作業、除雪作業に使用。
平成 1年(1989)    運転室の整備と車体塗装を実施。稼働状態維持。
保線用のため、軌道を外れて待機、及び同一軌道での方向転換の機能も備えている。 (解説より)
 DB202
 

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昭和38年(1963)    日本冶金工業(株)が日立製作所に発注、新製。  川崎製造所の側線、神奈川臨港鉄道で、昭和59年まで使用。
平成 3年(1991) 8月 カヤ興産が日本冶金工業(株)より譲り受け、機関整備,全塗装を実施。 稼働状態に整備。
現在SL広場の入換用主力機関車

  (解説より)
 京都市N5
 

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 明治28年(1895年)京都の七条駅−伏見間(6.7km)に日本最初の電車(当時京都電気鉄道、後の京都市電)として開通しました。 この間明治・大正・昭和の三代66年にわたって(チンチン電車、N電−Narow gaugeと呼ばれ)京都市民や多くの鉄道ファンにしたしまれてきましたが、昭和36年7月31日、京都−北野神社間、6.4kmの廃線によって、廃車となりました。 1961年10月この記念すべき電車を開通当時の姿に復元し、当園貴重な資料として、ここに永久にてんじするものです。  (解説より)
 東急電鉄 サハ3104
 
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大正14年(1925)12月 東急電鉄(株)が、藤永田造船所にて電動客車として新製
昭和28年(1953) 6月 電動客車を付随客車に改造
昭和44年(1969) 1月 東急電鉄(株)より譲受け、加悦鉄道機関区で整備し、営業運行する。
昭和47年(1972) 2月 キハ083稼働に伴い休車とし、留置線で倉庫として使用
昭和52年(1977) 9月 「加悦SLの広場」開設に伴い、側壁を取り外して休憩車とする。
平成 8年(1996)11月 「加悦SL広場」の移転に合わせて、大改造を実施。
               カフェトレイン”蒸気屋”に生まれ変わりました。
                            (解説より)

 南海電鉄 モハ1202
 

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昭和 9年(1934) 3月 南海電気鉄道(株)が、天下茶屋工場にて新製。台車は汽車会社製K−16型。 17m木造車に代わる高性能の18m半鋼製車として登場し、平成7年3月まで貴志川線で運行しました。
平成 7年(1995) 4月 展示用として、南海電気鉄道(株)より譲受ける。
(解説より)
 ハ4995
 

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明治26年(1893)    旧逓信省鉄道庁新橋工場にて製造
昭和 3年(1928) 8月 鉄道省より譲り受ける。
昭和10年(1935)11月 廃車。車体を取り外し、加悦駅構内で倉庫として使用。 台車はハ−21に転用。
昭和45年(1970)10月 「ハ−20」の台車(元ハ−4999)を使用し、車体を復元しました。
木造、2軸、二重屋根をもつ明治中期頃までの典型的な非貫通型客車。 俗に「マッチ箱」と呼ばれて親しまれていました。 製造当初の照明は天井より吊り下げたランプでした。  (解説より)

 ハブ3
 

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明治22年(1889)   Vandel Typen社(ドイツ)にて製造。 同年九州鉄道(現在のJR九州)が購入。 九州鉄道は明治40年に鉄道省に買収される。
大正11年(1922)7月 鉄道省より伊賀鉄道(現在の近鉄伊賀線)へ払い下げ。
昭和 2年(1927)7月 伊賀鉄道より譲受け、昭和44年7月まで稼働。 同年廃車。  
昭和45年 日本万国博覧会に出展。 期間中エキスポランドに、クラウス17号機関車(ドイツ)ととも展示されました。 松葉型スポーク輪軸の2軸車。
(解説より)
 ハ21
 

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明治26年(1893)に旧逓信省鉄道庁新橋工場にて新製したハ−4995の台車を使用し、
昭和10年(1935)11月 北丹鉄道機関区(福知山)にて、車体を新製。
昭和55年(1980)     東北新幹線開業記念鉄道博に出展。 輸送中由良川鉄橋ガードにて屋根を損傷、修復する。
平成11年(2000)     車体の修復を実施。
明治26年(1893)製造の台枠に”SHELTON STEEL”の刻印があります。
松葉型スポーク輪軸の2軸車  (解説より)
 ハ10
 

保存場所 : 加悦SL広場  (Map Code :473521375*20 )
大正15年(1925)11月 大阪梅鉢鉄工所にて新製。 伊賀鉄道(現在の近鉄伊賀線)が発注したものを、加悦鉄道創業の際、新車を譲り受けました。 二重屋根を持つボギー台車で客室は二等室、三等室に分かれていますが、現役当時は仕切を取り外して使用していました。 大正15年の創業時から昭和43年(1968)まで旅客輸送に活躍しました。
平成6年(1995)新造時の姿に復元しました。
創業時〜昭和43年までの走行距離 619,360km  (解説より)
 キハユニ51
 
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昭和11年(1936)10月 芸備鉄道(広島県 現在のJR西日本)が、日本車輌株式会社にて新製。 昭和12年旧国鉄が芸備鉄道を買収。 旧国鉄番号 キハニ40921
昭和27年(1952) 1月 旧国鉄より舟木鉄道(山口県 昭和36年廃線)へ払い下げられる。
昭和37年(1962) 4月 加悦鉄道が舟木鉄道より譲り受け、加悦機関区にて全般修理を実施。 キハ51に変更。 同年7月営業運転を開始しました。
昭和45年(1967) 7月 江若鉄道より機関を譲受けて換装
昭和47年(1972)12月 北丹鉄道(福知山市)より購入の温気暖房機を取り付ける
昭和60年(1985) 4月 加悦鉄道営業廃止に伴い廃車となりました。
平成 5年(1993)    大修理を実施。 荷物室、郵便室を復元。 キハユニ51に変更。   (解説より)

 キハ101
 

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昭和11年(1936)11月 日本車輌株式会社にて新製。加悦鉄道発注車
昭和17年(1942) 4月 ガソリン消費規制に伴い、代燃装置取り付け
昭和39年(1964) 3月 代燃装置撤去
昭和43年(1968) 7月 ガソリン機関をディーゼル機関に換装
昭和60年(1985) 4月 加悦鉄道営業廃止に伴い廃車となりました。
加悦鉄道創業10周年を記念して新製した半鋼製片ボギー式気動車。 第二次大戦中は木炭を燃料として運行しました。 珍しい片ボギーの貴重な車輌です。  (解説より)
 キハ083
 
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昭和30年(1955) 旧国鉄60系木造客車オハ62130を、盛岡工場にて鋼体化改造
昭和37年(1962) 旧国鉄苗穂工場にて、気動車化の改造を行いキハ40に形式変更。 釧路に配属
昭和41年(1966) キハ08に形式変更
昭和46年(1971) 加悦鉄道が旧国鉄より譲り受け、加悦機関区にて便所、洗面所を撤去し、荷物室に改造。 昭和47年(1972)2月より営業運転を開始しました。
昭和60年(1985) 加悦鉄道営業廃止時の「さよなら列車」を最後に廃車となりました。
旧国鉄の客車改造気動車であり、且つ60系鋼体化改造客車の貴重な生き残りです。 (解説より)

 キハ1018
 

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総括制御のできる液体式による動力伝達方式をもつ両運転台方式のディーゼル動車。 加悦鉄道の廃線まで、キハ083とともに最後まで走り続けました。
昭和31年(1956) 2月 旧国鉄が、帝国車輌(株)にて新製。
昭和55年(1980)12月 旧国鉄より譲受け、同月営業運転を開始
昭和60年(1985) 5月 加悦鉄道の廃線とともに廃車としました。 (解説より)
 ワブ3
 

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ワブ形 有蓋荷物緩急車
大正 5年(1916)11月 ト1型無蓋貨車(ト−2号)として、大阪梅鉢鉄工所にて新製。 
昭和18年(1943) 6月 加悦機関区にてトー2号を、有蓋貨車に改造し、ワブ3に形式変更
昭和43年(1968) 6月 廃車したワブ−2号の輪軸に取替
平成 9年(1997)     車体部分の大修理を実施
(解説より)
 遠州鉄道 ト404
 
保存場所 : 加悦SL広場  (Map Code :473521375*20 )
大正12年(1923) 5月 遠州鉄道(静岡県浜松市)が、日本車輌製造鰍ノて新製
大正14年(1924) 7月 螺旋連結器、バッファーを自動連結器に変更
昭和 2年(1927) 2月 空気制動器取付
平成12年(2000)   代替車ホキ800形の入線により遠州鉄道で廃車となる加悦鉄道保存会が、遠州鉄道より譲受け、整備後展示しました。
加悦鉄道では、ニッケル鉱石を輸送するための無蓋貨車(10T車、15T車)を50輌以上保有していました。
昭和20年(1945)に鉱山を廃止して後、無蓋貨車は全て売却、廃車・解体しました。 
「ト404」は、加悦鉄道が創業時に新製した”ト1型無蓋貨車”に酷似しています。(解説より)

 ヨ2047
 

保存場所 : 加悦SL広場  (Map Code :473521375*20 )
昭和12年(1937) 6月 旧国鉄が、全国共通運用仕様として汽車製造(株)で新製
昭和30年(1955)10月 福知山客貨車区に転属
昭和47年(1972) 3月 西舞鶴客貨車区に転属
昭和55年(1980) 7月 廃車
昭和56年(1981) 2月 展示用として旧国鉄より貸与を受ける
貨物列車の最後部に連結する乗務員専用車で、手ブレーキ、発電器を備えている。 車掌車としては日本最古級。 (解説より)
 キ165
 
保存場所 : 加悦SL広場  (Map Code :473521375*20 )
ラッセル雪かき車
昭和13年(1938)12月 旧国鉄土崎工場で新製され、福知山客貨車区に配属
昭和47年(1972) 7月 西舞鶴客貨車区に転属
昭和54年(1979)まで、山陰本線(綾部〜鳥取)、舞鶴線、宮津線で、除雪作業に活躍しました。
昭和56年(1981) 2月 展示用として旧国鉄より貸与をうける。
機関車で推進されつつ、前方及び左右の翼で積雪を左右に押し分けて除雪を行います。
前方及び左右の翼は、機関車から送られる圧縮空気で作用させます。 ラッセル(Rassel)という人が発明したのでこの名前が付いています。  (解説より)
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