三重県 玉城町
 C58414
 
保存場所 : 村山龍平記念館横  (Map Code : 118540539*35 )
C58型蒸気機関車は、客貨兼用中型万能機関車として昭和13年に製造を開始し、昭和19年までの間に第一次形382両が製造され、さらに昭和21年から同22年にかけて第二次形45両が製造されました。第二次形45両のうち39両が、終戦後軍供出として樺太に接収されており、本町がかりうけたC58414号はこの第2次形の残る6両のうちの1両です。
C58414号は昭和22年5月14日に汽車会社(大阪)で誕生し、昭和22年7月6日北海道苗穂機関区に配属されて以来、雪国の函館線、千歳線で活躍、多くの人々や貨物を運びつづけてきました。昭和48年4月24日に用途廃止。この間27年間にC58484が走りつづけた全走行距離は130万1千409.9キロメートル(地球を約32.5周)です。 
昭和48年4月24日、苗穂機関区で永遠にカマの火をおとしたC58414は,同機関区で廃用の手続きをすませた後、北海道から津軽の海を越え本州に渡り、天王寺管理局亀山機関区経由で多気駅まで牽引回送され、昭和48年8月29日深夜 多気−田丸駅の中間地点(上田辺羽根地内)で本線から取卸し、50トントレーラーに積込んで陸送、昭和48年9月1日現在地に設置されました。わが町の中央部をはしる参宮線では、これと同型のC58SLをはじめC57,D51,C11などが活躍し、多くの人々に永く親しまれてきましたが、その雄姿も昭和48年10月1日のダイヤ改正を機会にすべて姿を消すことになりました。
この年、時あたかも参宮線田丸駅が明治26年に開通してから満80周年にあたります。(解説より)


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