長野県 安曇野市
 C56124
 
 保存場所 : 明科町公民館前  ( Map Code : 158351852*16 )
私の名前は、シゴロク(C56)−124です。私は昭和13年3月5日に神戸市の三菱神戸造船所で生まれ、広島県麻里布機関区に入社しました。
その後石川県七尾機関区に転勤し、さらに昭和49年4月には長野県にきた、木曽福島機関区に勤務するなど、この間、お客さんや貨物を運んだのべ距離は約180万キロメートルで地球を45周したことになり戦前、戦後を通じ力強く走り続けた日本の代表的SL(Steam Locomotive 蒸気機関車)であると自負しています。
昭和59年3月18日、電車にあとをゆずって38年間の国鉄生活に別れをつげ、この地にきました。
 アルプスの美しい犀川のほとり、この龍門淵公園で老後を静かに送りたいと思います。どうぞこんごともかわいがってください。なお、私の仲間は165両、このうち90両中、軍の供出で南方に渡りました。(解説より)

 D51483
 
 保存場所 : サンクラブ穂高  ( Map Code : 158463675*80 )
 D51型は、昭和初期の貨物輸送の花形であった貨物用大形蒸気機関車D50型の改良型として登場しました。 昭和11年より1,115両が製造され、”デゴイチ”という愛称で親しまれた日本の代表的な蒸気機関車です。
 この483号機は、昭和15年2月国鉄小倉工場にて製造され、当初は熊本にて活躍しておりましたが、第2時世界大戦中の昭和20年8月、アメリカによる原子爆弾投下時に広島にいたため、原爆の灰を浴びています。
 戦後になって北海道に渡り、主に貨物輸送に活躍し、地域の産業、経済、文化等の発展に多大な貢献をいたしましたが、国鉄の動力近代化に伴い、昭和51年3月、ついに廃車されるに至り、その使命を終えました。その間の
走行距離は、約256万kmに達し、地球を63.8周したことになります。
 臼井吉見氏の小説「安曇野」により、その名が全国に広まるのを契機に始まった町興しの一環として、中房の湯を利用した温泉等プール施設の運営が計画され造られた”サンクラブ穂高”の建設を記念し、新井清一氏が旧国鉄に申請、昭和52年に設置され、今日に至っています。(解説より)

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