富山県 立山町
 立山砂防 5−TDL−251
 
 保存場所 : 立山カルデラ砂防博物館 (Map Code : 678893475*03 )
 立山砂防工事軌道 KATO
 
 保存場所 : 立山砂防鉄道展示線 (Map Code : 678893475*03 )
  トロッコ展示レーン
立山砂防の軌道(トロッコ)は、砂防工事用の専用軌道です。
千寿ケ原〜水谷間(延長18km・高低差640m)を42段のスイッチバックで、高度を上げ、約1時間45分で結んでいます。
時代の進歩と共に、機関車の機能の向上、安全性能の向上で重量化し、軌条(レール)の規格も変わってきました。
このトロッコ展示レーンは、過去に用いられた、機関車(ガソリン車4t)と、各種軌条(レール)を敷設して、展示してあります。
また、旧大川寺遊園地で、活躍した「おとぎ電車」と、軌条(9kg/m)を、比較展示しています。 
世界一のスイッチバック
スイッチバック方式とは、汽車や電車が急斜面をジグザグ形に前進後退を繰り返し上り下りすることで、比較的少ない面積で高度を稼げることが特徴です。
立山砂防工事専用軌道は、このスイッチバックが全部で42段(世界最多)あります。 また、高度差約200mを一気に登る樺平の連続18段のスイッチバック(連続数世界一)は、他に類のないめずらしいものです。

2012年11月11日訪問時には大川寺遊園 おとぎ汽車は展示されていなかった。
 大川寺遊園 おとぎ汽車
 
 立山砂防 人車10
 
 立山砂防 人車11
 
  立山砂防軌道の変遷
年次 事業内容 軌道敷設区間 レールの規格 機関車
明治39年 富山県 砂防事業開始 立山参詣道を人力(ボッカ)により資材を運搬する  
大正11年 大洪水で、白岩砂防ダムなど多数の砂防施設壊滅  
大正15年 国の直轄砂防工事事業に着手 (起動計画)    
昭和2〜4年 鼓動工事 完成 千寿ケ原〜樺平
延  長 12km
高低差 410m
6kg/m ガソリン車
(4t)
昭和4年 インクライン 完成 樺平〜水谷
昭和6年 軌道工事 完成 水谷〜白岩
昭和19〜23年 工事中断
昭和24〜25年 索道(空中ケーブル) 完成 樺平〜水谷
延  長  6km
高低差 230m
9kg/m
昭和37〜40年 軌道工事 完成 (全線開通) (12kg/m)
15kg/m
ディーゼル車
(5t)
平成9年 訓練軌道 完成 延長 800m 15kg/m
(解説より)

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