岩手県 釜石市


 富士製鉄釜石 209号
 
保存場所 : 鉄の歴史館  ( Map Code : 259017319*43 )
  C20型機関車
 この209号は、釜石−大橋間に敷設された釜石製鉄所専用鉄道を走った日本製機関車で、昭和八年から国鉄釜石線が開通するまで活躍した。 専用鉄道は、一般に「社線」と呼ばれ、鉄鉱石だけでなく、一般旅客をも運ぶ鉄道として、親しまれた。
 製鉄所専用鉄道は、官営製鉄所(明治七年着工、同十三年操業)の原料、資材を運搬するため、明治八年に着工、日本で三番目(着工は二番目)
の鉄道として、同十三年から運行を開始した。 釜石-大橋間の本線は、鉱石、支線の小川線では木炭をそれぞれ運んだ。 その当時の機関車は、イギリスのシャープ・スチュアート社製で三輌であった。 しかし、明治十六年官営が廃止されたとき売却され、大阪-堺間の阪堺鉄道を走行した。 今の南海電鉄がそれである。
 明治十九年にスタートした田中製鉄所(釜石製鉄所の前身)では、一時期馬車鉄道(明治二十九年から)に代わったが、同四十四年に機関車となり、昭和四十年三月まで運行された。
 この209号は、専用鉄道撤去に当たり、昭和四十年三月ニ十八日、最後の鉱石を積んで走った「ミニSL]である。
    昭和六十年六月
  寄贈 新日本製鐵(株)釜石製鉄所
(解説より)

 E609 (電気機関車)
 
 旧釜石鉱山事務所 MapCode(373 773 585*70)
 E1510 (電気機関車)
 
 旧釜石鉱山事務所 MapCode(373 773 585*70)
 B654 (蓄電池機関車)
 
 旧釜石鉱山事務所 MapCode(373 773 585*70)
 ローダー1
 
 旧釜石鉱山事務所 MapCode(373 773 585*70)
 バトラーシャベル
 米国ノードバーグバトラー社製
 昭和4年に釜石鉱山のローダーとして最初に導入されたものである。 坑道掘進に盛んに使用され昭和8年から昭和9年にかけては新山500m通洞坑で全長約800mの掘進に高能率を発揮した。
 その後昭和12年には新山350m通洞抗の開さくに使用され、通洞の完成とともにその使命を終えた同機は日本で最古の掘進用ローダーといわれている。
 ローダー2
 
 旧釜石鉱山事務所 MapCode(373 773 585*70)
 ローダー3
 
 旧釜石鉱山事務所 MapCode(373 773 585*70)
 マインカーローダー
 米国ガードナーデンバー社製
 昭和9年頃導入されたもので釜石鉱山としてはバトラーシャベルに次ぐ2号機である。
 戦前の記録は不明であるが、戦後坑道掘進の省力化急速化を画るため昭和23・24年頃新山下部坑で盛んに使用され活躍した。
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