北海道 北斗市
 上磯 5
 
 保存場所 : 総合体育館前 (Map Code : 86 241 474*71 )
日本セメント株式会社上磯工場の5号電車
この機関車は、大正12年(1923年)、横浜市保土ヶ谷の東洋電機製造株式会社旧横浜工場でうぶ声をあげました。 国産の電気機関車としては、最古の部類に属します。 誕生以来65年間街の基幹産業として発展してきた旧日本セメント鰹繹骰H場で、セメントの原料となる石灰石や粘土の輸送に活躍しました。 自重16トンの、この機関車には、45キロワットの主電動機が2台装架され、路面電車と同じ直接制御器で運転されます。 鉱山で石灰石を貨車に満載し、工場へ向けて急勾配を下るため、前後の車輪の間に電磁吸着ブ
レーキを装備しているのが特徴です。 のちに集電装置をポールからパンタグラフに変更するなど若干の改造が施されました。 ボンネットの鐘をならしながら、当地の山野で働き続けた日々は、決して平坦なものではありませんでした。 しかし、町民の皆さんにあたたかく見守られ、現役で還暦を迎えることができたこの機関車は、どんな華やかな機関車よりも幸せであったに違いありません。
昭和63年(1988年)旧日本セメント鰍フ御好意により、先人の英知と努力の結晶であるこの機関車を新製当時の姿に復元し、この地に永久保存することにいたしました。    (解説より)
  
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