下小原駅のあゆみ
  
碑の背景
コメント
下小原駅は大隅線の志布志から6駅目(19.0km)にあった。 碑文には開駅が昭和23年(1948年)となっているが、ウィキペディアによると1921年に大隅鉄道が高山−串良間を伸延開業した際に中間駅として新設されたと、記載されている。 下小原駅を通る線名は開駅時には大隅鉄道であったが、1935年国に買収され古江線となったが、翌1936年には古江西線と改称された。 1938年には古江-串良間の改軌(762mm→1067mm)が完成し、古江東線(志布志−串良)と線路がつながった事により、古江東線・古江西線を併せて古江線と改称された。 1972年に国分まで延長された際に、線名が大隅線と改称された。 下小原駅から見ると大隅鉄道→古江線→古江西線→古江線→大隅線と4回線名が変わった事になる。

写  真
基本情報


所 在 地 : 鹿屋市串良町下小原  鉄道公園
MapCode : 170744033*84
建 立 日 : 平成2年3月
建 立 者 : 串良町
種   別  : 跡地碑
撮 影 日 : 2006年 2月12日


碑  文 下小原駅のあゆみ
 大正十年に鹿屋から串良まで開通した大隅鉄道(株)は、昭和十年に国鉄に買収され、国鉄古江線として志布志まで開通し更に昭和四十七年には国分まで開通して、志布志−国分間(九十八・三km)の国鉄大隅線となった。
 下小原駅は、昭和二十三年に開業し、当初五名の職員が配置されていたが、貨客減少のため年々人員が削減され、昭和三十七年から無人駅となった。
 駅舎は老巧化のため昭和五十二年に改築されたが、昭和六十二年三月十三日の大隅線廃止と共に取り壊され、四十年間の歴史を閉じることになったため、国鉄から交付された転換交付金を基に永い鉄道の歴史を残すため、ここに鉄道記念公園を建設する。
    平成二年三月
          串良町長 中島孝

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