採銅所駅舎
  
碑の背景
コメント
 採銅所駅は1915年4月1日に小倉鉄道の駅として開業し、1943年5月1日に小倉鉄道は戦時買収され鉄道省添田線の駅となった。 1960年4月1日に線名が日田彦山線となった。 1987年4月1日には国鉄の分割民営化によりJR九州に移管された。 
 駅舎は碑文にもある様に、解体が検討されたが保存運動があり、2010年9月に香春町はJR九州より駅舎の無償譲渡を受け、2011年4月26日〜7月22日の間で総工費1000万円をかけて改修工事を行った。 駅は1980年に無人化されていることから、元の駅長室や宿直を改修して香春町の移住・交流拠点「第二待合室」として2017年から使用されている。
  
写  真
基本情報


所 在 地 : 田川郡香春町大字採銅所
MapCode : 96 836 082*13
建 立 日 : 2011年10月23日
建 立 者 : 香春町・
       香春町教育委員会
       採銅所駅駅舎保存会
種   別  : その他の碑
撮 影 日 :  2017年 4月18日

碑  文   表面
  採銅所駅舎 平成23年2月23日  香春町指定有形文化財
 駅舎は、大正4年3月(1915)に建築された小倉鉄道開通時の中で現存する唯一の建物です。 駅舎の構造から見ても当時の一級品で近代化遺産としても非常に価値が高いと言えます。
 規模は、正面15.58m「、側面7.2mで棟高4.9mを図る寄棟造の近代洋風木造駅舎です。
 外側壁画の飾りや、待合室天井の星型模様など大正モダンを感じさせます。

  裏面
  採銅所駅舎改修記念
 この駅舎は、老巧化が進み解体が予定されていましたが、地元有志や文化団体等による保存運動が起こり、平成22年9月、JR九州から香春町へ譲渡され、香春町が補修工事を行い立派な駅舎に生まれ変わりました。
   平成23年10月23日
    建立 香春町・香春町教育委員会
        採銅所駅舎保存会

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