鴨生駅跡
  
碑の背景
コメント
鴨生駅は1913年8月20日に漆生線の貨物駅として開業し、1920年のは旅客扱いも開始した。 漆生線は石炭の搬出を目的として建設された線で、鴨生駅は1面1線の旅客ホームであったが、構内からは付近の炭鉱に向かう貨物支線が何本も分岐をしていた。 
炭鉱の閉山に伴い漆生線は1984年に第2次特定地方交通線となり、1986年に全線が廃線となった。 これにより、鴨生駅も1986年4月1日に廃駅となった。

写  真
基本情報


所 在 地 : 嘉麻市鴨生66
MapCode : 55688333*31
建 立 日 : 1994年12月
建 立 者 : 稲築町
種   別  : 跡地碑
撮 影 日 :  2017年4月18日


碑  文 [ 左奥 駅名標 ]
 この公園は旧国鉄漆生線跡地であります。 漆生線は大正2年貨物営業を、大正9年には旅客営業を開始しました。 石炭の需要と共に隆盛をたどり昭和35年の最盛期には1日平均2512人の輸送人員があり、貨物取扱数量(石炭)も3027トンに達していました。 石炭を始め旅客、貨物の輸送機関として活躍し石炭なきあとは、地域住民の足として親しまれましたが、エネルギーの需要の変化や自動車の普及など社会情勢の流れは如何ともしがたく昭和61年3月31日に70有余年の歴史を閉じました。 石炭と多くの方々の夢と希望を運んだこの地が永遠に人々の記憶の中に生き続けるでしょう。
    平成6年12月      稲築町

[ 右手前 鴨生駅跡公園 ]
 大正2年8月25日旧国鉄漆生線の中間駅として誕生し、石炭の運搬や通勤通学に利用された駅で、昭和61年3月漆生線の廃止にともない平成6年年度から平成8年度に鉄道記念施設を設置および樹木を植栽して町民のみなさまに愛される芝生広場として生まれ変わりました。
            稲築町

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