新幹線博多基地之碑
  
碑の背景
コメント
1970年北九州市等で山陽新幹線岡山−博多間の起工式が行われたが、山陽新幹線の延伸に伴う車両基地として福岡市の郊外に博多基地が計画された。  博多基地は当初、山陽新幹線だけでなく、九州新幹線用の基地とし利用することも考慮されて建設された。 基地は山陽新幹線開業に先立って、1974年に完成し運用を開始した。 1987年の国鉄分割により山陽新幹線関連施設はJR西日本所属となった。 これにより九州新幹線の基地は熊本に車両基地を建設する事となった。
博多車両基地は博多駅の南約9kmの所に位置しているが、福岡中心部への交通アクセスが悪かったため、地元から博多駅と基地の間を走る回送電車に乗せて欲しいとの要望から、1990年3月、基地の西側に南博多駅が開設された。 

写  真
基本情報


所 在 地 : 春日市上白水八丁目
MapCode : 13 052 322*63
建 立 日 : 1975年 3月
建 立 者 : 中原新幹線対策委員会
種   別  : 設置碑
撮 影 日 :  2011年11月 3日



碑  文 當中原ハ耕地約五十ヘクタール農家四十三戸ノ純農村デアッタ 昭和四十四年突如トシテ新幹線車両基地計画ガ発表サレ生活ノ基盤デアリ父祖伝来ノ農地ハ愛惜断チ難ク絶対反対ノ嘆願ヲ続ケタ  然シ国ノ令重ク公約意義ノ重大サヲ考エ基地ト共ニ栄エル道ヲ見出スベク条件ノ交渉ニ入リ同四十八年三月設計ノ大綱ニ合意シ同五十年三月西日本最大ノ基地ノ誕生ヲ見ルニ至ッタ コヽニ中原ノ歴史的変革ト新幹線開業ヲ記念シ碑ヲ建立シ後世ニ伝エル
   昭和五十年三月   白水弘輝撰文   永田晴堂謹書
  
 碑  文
(裏面)
  博多車両基地概要
敷地面積  五十二萬平方米
建物延面積  十七萬平方米
総工事費   四百十億円
工事期間 着昭和四十八年四月  施工 昭和五十年三月
工事設計施工管理  下関工事局福岡工事事務所
              門司電気工事局博多電気事務所
中原新幹線対策委員会

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