蒸気機関車検修終了記念
日本国有鉄道広島工場

  
碑の背景
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広島工場は現在、JR貨物広島車両所として、電気機関車やディーゼル機関車の検修を行っている。 この車両所の門を入った左側にD51の足周りを貼り付けた碑がある。 この碑によると、30年で9214両の蒸気機関車を検修している。 これは毎年300両強の蒸気機関車が入場し検修を受け出場していたことになる。 最盛期には数両が出庫したのも稀ではあるまい。 この蒸気機関車の検修も動力近代化により1973年には終了した。

写  真
基本情報


所 在 地 : 広島市東区矢賀5−1−1
         広島車両所
MapCode : 22225581*60
建 立 日 : −−−
建 立 者 : 広島工場
種   別  : 達成碑
撮 影 日 : 2008年 3月18日


碑  文  広島工場は昭和18年3月23日創立以来蒸気機関車工場として歩み続け昭和48年9月17日D51214号の中間検査完了出場をもって蒸気機関車検修を終了した。
 この間約30年出場した蒸気機関車は9214両におよぶ奇しくも最終定期検修車D51214号は、この両数の下3桁と同じ214である
 本州における蒸気機関車最終受持区となった長門機関区は昭和50年1月をもってその運用を終え 広島工場における蒸気機関車の廃車処分もこの年3月をもって完了した
 このときにあたり広島工場職員一同の力によりここに最終出場機関車D51214号の一部を永遠の記念として残すこととなった
 この機関車の概要は下記のとおりである
                             記
型 式 番 号 D51214         
車 軸 配 置 1D1          動輪直径       1400mm
運転整備重量 125.77ton     シリンダ直径     550mm
最  大   長 19730mm      使用蒸気圧     15kg/cm2
最  大   幅  2936mm      最大動輪周馬力  1280馬力
最  大   高  3980mm      最大運転速度    85km/H
製 造 所 年月 鷹取工場         昭和13年12月26日
全 走 行 粁 2758257.2km
配  属   区 米原機関区       新津機関区       広島第一機関区
           昭13.12.26      昭19.6.2        昭19.10.7
          広島第二機関区   正明市機関区(長門機関区)
          昭20.12.20       昭23.6.22
車両用途廃止 昭和50年 1月24日


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