大山健一顕彰之碑
  
碑の背景
コメント
1975年12月27日須磨駅のホームを千鳥足でふらふらと歩いていた老人が2番線に転落した。 おりしも、新快速の通過待ちをしていた普通電車の大山車掌がこれを認め、素早く二番線の線路に飛び降り老人の救護に当たったが、その時には新快速が目前に迫っていた。 大山車掌は老人を線路とホームの間の側溝に伏せさせ、自ら老人の上に覆いかぶさった。 新快速はホームを行きすぎて停車したが、大山車掌と老人は電車の3・4両目の付近の床下機器に触れ、亡くなった。

写  真
基本情報


所 在 地 : 神戸市須磨区須磨浦通4
            須磨き電変電所の脇
MapCode : 820135*55
建 立 日 : 1976年12月
建 立 者 : −−−
種   別  : 顕彰碑
撮 影 日 :  2004年10月17日


碑  文
(碑右側)

表彰状 大山健一殿

あなたは昭和五十年十二月二十七日第二六七C電車の車掌として乗務し、山陽本線須磨駅において通過列車を待避中ホームから通過線路上に転落する乗客を発見するや身の危険を顧みず敢然と身を擁してその救出に全力を尽くしたが及ばず折から進入してきた電車に触れ殉職されました。この強い責任感と勇敢な行為は他の模範として顕彰すべきものと認めここに鉄道顕功賞を授与して表彰します。

昭和五十年十二月二十七日 日本国有鉄道総裁 藤井松太郎
  

碑  文
(碑左側)

花時計賞 大山健一殿

善行 人命救助

花時計の花のように人々の心に明るさとやすらぎを与え、住みよい神戸をつくる為に寄与されたあなたの善行をたたえこの賞を贈ります。

昭和51年1月25日 神戸市長 宮崎辰雄


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