旧石屋川隧道跡
  
碑の背景
コメント
石屋川は住吉駅−六甲道駅間にある天井川である。 東海道線は現在、この川の上を走っているが、開業当時はこの天井川を越える事が出来ず、この区間についてはトンネルにより横断した。 このトンネルが石屋川隧道であるが、このトンネルは日本で最初のトンネルとして1871年に竣工し、1874年の鉄道開通で使用が始まった。 このトンネルは線増に対応して1894年には複線化された。 1919年にはこの区間の複々線化に伴い、トンネルは解体され、石屋川は水路橋となった。 1976年、この区間の高架化の為に旧トンネル部分は埋め戻されそれまでの水路橋部分は天井川として、現在の形になった。

写  真
基本情報


所 在 地 : 神戸市東灘区御影石町4−19
MapCode : 12465782*40
建 立 日 : 2003年 3月
建 立 者 : 西日本旅客鉄道株式会社
種   別  : 跡地碑
撮 影 日 : 2004年10月17日


解説の看板  旧石屋川隧道は、日本で最初のトンネルとして建設されました。 その当時から石屋川が天井川を形成していたため、困難な川底トンネルを掘らなければなりませんでしたが、イギリス人技術者の設計・監督により、明治4年7月に完成しました。
 この隧道は石屋川の下を横断し、延長が200フィート(61m)ありました。
 工事方法は、川の流れを木製の仮水路で変え、川底を掘り下げ、」レンガを積み重ねて造りながら川を元に戻す方法が採られました。

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