京都市交通事業記念碑
  
碑の背景
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京都市内を走る路面電車は、京都電気鉄道によって1895年に1067mmの軌間で開業した東洞院塩小路下ル(京都駅付近)から伏見下油掛間が最初である。 この路線が開通した17年後の1912年6月にこの碑がある壬生車庫前を起点として軌間1435mmで営業を始めた。 京都市はその後、道路拡張とともに市電の路線を延長させると共に、1918年には京都電気鉄道の営業区間を買収した。 この時点で狭軌(旧京都電気鉄道区間)と標準軌(京都市が開業した区間)が併存したことより旧京都電気鉄道区間はN電と呼ばれるようになった。 京都市交通局は1928年にバス事業を開始した。 1970年になるとモータリゼーションの進展などにより市電の廃止が始まり、1978年9月に全線が廃止された。 1981年に京都にも市営地下鉄が開業し、市民の足を担うようになった。

写  真
基本情報


所 在 地 : 中京区壬生坊城町
MapCode : 7 614 295*31
建 立 日 : S57年 6月11日
建 立 者 : 京都市交通局
      鉄道友の会京都支部
種   別  : 発祥碑
撮 影 日 : 2012年 6月10日


碑  文 京都市交通事業は明治四十五年六月十一日壬生車庫前−千本丸太町−烏丸丸太町−烏丸塩小路間及び四条西洞院−四条小橋間の軌道事業の開始によりその歩みを始め昭和三年五月十日には乗合自動車事業をも開始した軌道事業は昭和五十三年九月三十日限りで廃止したが、昭和五十六年五月二十九日には地方鉄道事業(地下鉄烏丸線)を開始した創業七十周年を記念して事業発祥のこの地に記念碑を建てる

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