国鉄参宮線列車事故殉難者碑
  
碑の背景
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1956年10月15日18時過ぎ、11分延で六軒駅にさしかかった下り快速列車は臨時に六軒駅で上り列車と交換する為に停車しなければいけない処を、通過信号機の注意現示を見逃し、出発信号の停止現示に気付いて非常制動をかけたが間に合わず、安全側線に暴進して脱線した。 この直後に上り快速列車が、脱線し本線を支障していた客車に突っ込む惨事となった。 この事故で下り列車に乗車していた埼玉県坂戸市の教育大学付属坂戸高校の教師・修学旅行生27名、地元三重県の通勤客15名の42名が犠牲となり94名が重軽傷を負われた。 この事故で犠牲となられた方は松坂市内の、この碑が建立されている清光寺に搬送され、回向された。 この事故をきっかけとして全国主要幹線への車内警報装置を設置する方針が決定したが、1962年に三河島事故が発生した事により自動列車停止装置(ATS)を整備するように方針が変更となった。
この事故の発生した六軒駅下り方の踏切横には「参宮線列車事故遭難者慰霊碑」が、24名が犠牲となった埼玉県の坂戸高校には殉難碑が建立されている。

写  真
基本情報


所 在 地 : 松阪市日野町729-
           清光寺
MapCode : 80259701*27
建 立 日 : 1968年
建 立 者 :  東京教育大学付属坂戸高等学校
            同 遺 族 会
            同 同期生一同
種   別  : 慰霊碑
撮 影 日 : 2010年 5月21日


碑  文 昭和三十一年十月十五日遭難
昭和四十三年 十三年忌法要の日建立

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