鉄道100年記念 |
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碑の背景 コメント |
東海道本線の静岡−焼津−浜松間は長浜−東京間でも最後に開通した区間であり、この区間の開通により、長浜−大津間は琵琶湖の水運に頼るものの、関東と関西が鉄路で結ばれた。 これにより焼津港に水揚げされた水産物は焼津近辺で消費されていた地産地消のものから関東・関西へと販路が広がり鉄道の恩恵が大きかったものと推察される。 この喜びが焼津駅開業百年記念ではなく汐留−桜木町間の鉄道開通から100年を記念した碑になったものと思われる。 この碑の右横には「鉄道開通100年記念」と書かれた動輪碑があるが、この鉄道開通も汐留−桜木町間の開通を指している。 |
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写 真 基本情報 |
所 在 地 : 焼津市栄町1−1 焼津駅前広場 MapCode : 25128195*00 建 立 日 : 1972年10月14日 建 立 者 : 焼津水産物出荷組合 焼津魚仲買人 水産加工協同組合 焼津漁業協同組合 種 別 : 周年碑 撮 影 日 : 2009年 4月10日 |
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碑 文 | 鉄道の敷設は明治五年に始まり明治二十二年に至って東海道本線が開通した 当時の焼津の原は一変して今や日本を代表する水産都市に発展したが我々はこの間鉄道による恩恵を忘れることはできない 父祖の代まで肩荷で売り捌かれていたに過ぎない水産物は俄に京大阪へとその販路が拡大されるようになった 今次の世界第二次大戦によって壊滅的打撃を受けた焼津の水産業は鉄道により再び蘇生し今日に至っている ここに鉄道百年を記念し碑を建立して関係者の功績を顕彰するものである 昭和四十七年十月十四日 焼 津 水 産 物 出 荷 組 合 焼津魚仲買人水産加工協同組合 焼 津 漁 業 協 同 組 合 |
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