上条信君頌徳碑
   
碑の背景
コメント
 上条信は1884年に、この碑がある新村で生まれ、早稲田大学卒業後は帰郷して1913年に新村村長となった。 1915年に安築軽便鉄道(松本−稲核)の免許を出願するも却下、1918年に再度、同区間を安曇鉄道として免許を出願するも却下された。 1919年7月に筑摩鉄道として松本−龍島間19kmの免許を出願し、12月に認可を受けた。
 1920年の筑摩鉄道株式会社設立総会で社長に選任された。 同年10月に工事が始まり、1921年10月に松本−新村間6.2Kmが開業、1922年5月には波田まで4.9Km伸延、1922年9月には島々まで4.6Km延長された。
 1922年には松本−浅間温泉間の軌道免許を受けて1924年4月に開業させた。
 1928年に衆議院議員に当選したことにより、社長を辞任した。
 この碑は当初、軌道線の運動場前に建立された。 軌道線が廃止された1964年以降もそのままになっていたが、1992年に上条信が生まれ、筑摩鉄道の本社が設けられた現在地に移築された。
  
写  真
基本情報


所 在 地 : 松本市大字新村548
         新村駅
MapCode : 75754511*71
建 立 日 : 1956年10月
建 立 者 : 松本電気鉄道
種   別  : 頌徳碑
撮 影 日 : 2015年 6月14日



碑  文    初代社長故上条信君
君人格高潔温厚三十才にし て村長となり続いて縣會議  員四期更に代議士として國
政に参■晩年縣町村會々   長に推され地方自治に貢献 すること多年此間松本電気
鉄道株式会社を始めとし電  ■バス新聞映画等の諸會社 を創立経営した地方■■■発
展に一生を捧ぐ■中観光信  州スポーツ信州を高く宣揚  して上高地の開発と縣営運
動場の設■とは君の慧眼と  努力に依るものである今君  の七回忌に■り同志相謀り
てその業績を讃え碑を建て  遺徳を後世に傳へんとして   文を余に■す敢て辞せず■
か其知る所■■概を誌す
  昭和三十一年十月七日
   労働大臣
  ■知  倉石忠雄撰

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