木曽森林鉄道記念碑
   
碑の背景
コメント
木曽森林鉄道は木曽谷に張り巡らされた森林鉄道の通称で最盛期には総延長400kmにものぼっていた。 この中でも小川森林鉄道と王滝森林鉄道は特に有名である。 木曽谷では1916年に小川森林鉄道、1923年に王滝森林鉄道が竣工し、伐採された木材の運搬に活躍したが道路が整備されるとともに木材輸送はトラックに移り、1976年に廃止された。 
1970年頃の秋、上松のユースホステルに宿泊し、上松から三浦ダムまで森林鉄道で往復したことがある。 この時に乗車した客車はロングシートで向かい側に座っている人と膝がぶつかる程の狭さであった。 終点の三浦ダムではススキの原を吹き抜ける風が見え、非常に思いで深い地である。 

写  真
基本情報


所 在 地 : 上松町赤沢自然休養林
       森林交流センターそば
MapCode : 632225461*50
建 立 日 : 1978年10月
建 立 者 : 長野営林署
種   別  : 設置碑
撮 影 日 : 2008年 5月14日
 


碑  文 木曽の森林鉄道は大正二年着工以来一〇署五三線四三〇キロメートルに達し半世紀にわたって木材輸送機能を果たすとともに地域住民の足として親しまれてきたが時代の流れを背景に地元住民労働組合の協力を得ながら逐次自動車道への切替を進め昭和五十年三月王滝線を最後にその姿を消しました 長い間愛され親しまれた森林鉄道をしのんでここに記念碑を建立しました
昭和五十三年十月
  長野営林署

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