甲府駅前の記念碑
  
碑の背景
コメント
1903年(明治36年)6月、官設鉄道が初鹿野から延伸し、その終着駅として甲府駅が設けられた。 当時の駅前には何もなく、広々していた為に駅前に庭園を造って乗降客の憩いの場にすることが計画された。 この碑は庭園の完成を記念して建立されたものであるが、大正時代になると庭園は撤去され、この碑も甲府駅北口にあった国鉄官舎付近に移されていた。
碑の台座中央部分に銘板がはめ込まれているが、この銘板には「移設 甲府駅開業75周年記念 昭和53年11月」と書かれており、甲府駅が開業75周年を迎えるに当たり、1978年(昭和53年)11月にこの碑は南口に移設された事を示している。 
  
写  真
基本情報


所 在 地 : 甲府市丸の内1丁目
MapCode : 59578585*06
建 立 日 : 1908年 6月
建 立 者 : −−−
種   別  : その他の碑
撮 影 日 : 2014年 9月10日
碑  文 甲府停車場面積宏闊択隙地植以松檜楓樹扶疎交陰怪
石奇葩配置竭巧四時游眺可愛者概萃焉風色待人行者
忘労居者足憩理園如此車站未視其比費金千余円出于
義捐起工於本年三月用役若干亙月而竣時君宗熊為駅
長建碑請余文顧我山梨自鉄路一開百物勃興日熾而此
園之成特由君経営之功也銘曰           
   開鑿天険  鉄路貫通  登者降者  自西自東   
   停車慰藉  一園之中  和気藹藹  長観景風   
  明治四十一年六月                 
  山梨県知事従四位勲四等武田千代三郎撰      
    山梨県属勲八等有賀 実謹書              

 戻る

inserted by FC2 system