中央線
降雨防災の碑

碑の背景
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JR東日本では2004年4月から「首都圏を中心とした線路の降雨防災強化工事」を実施したが、中央線の高尾〜塩山間も対象となって工事が行われた。 工事は大きく高尾・大月間と大月・塩山間に分けられ、前者は2007年5月に工事が完了した。 後者も2008年5月に工事が完了し、これにより1時間当たり降雨量に対する運転規制値が10mm緩和された。
運転規制値の緩和により運転規制回数が高尾〜大月間では約80%、大月〜塩山間では約60%軽減される事となった。

写  真
基本情報


所 在 地 : 甲州市勝沼町菱山
         勝沼ぶどう郷駅
MapCode : 59 629 196*37
建 立 日 : 2008年 5月30日
建 立 者 : 東日本旅客鉄道株式会社
         八王子支社
種   別  : 達成碑
撮 影 日 : 2011年10月21日


碑  文     雨に強い中央線
  経 緯
中央線は首都圏と山梨県を結ぶ唯一の鉄道路線であり安定した輸送の使命をもっている しかし高尾から甲府(塩山)間は山間地を縦断しているため大雨が降ると列車の運転が規制されて山梨県を陸の孤島にしてしまっていた  これを解消させるため東日本旅客鉄道株式会社八王子支社は雨に強い中央線を目指しプロジェクトチームを発足させ長年降雨量や斜面の特性について調査分析を行い平成十六年九月から対策にとりかかった
対策箇所は急峻な場所や道路アクセスの無い場所など数百箇所にも及んだが皆の努力により四カ年という短期間で完成させた
  工事区間
中央線 高尾から塩山  62.3キロメートル
  主な対策内容
トンネル坑口対策  土砂止覆工  待受擁壁  土砂流入防止  自然斜面対策
土砂止柵  落石止柵  土砂流入防止  切取盛土対策  吹付枠工  水抜パイプ
抑留杭  のり面強化  河川等対策  護岸工  河川侵食防止
  工事期間
平成16年9月から平成20年5月
  東日本旅客鉄道株式会社 八王子支社


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