新保駅跡
碑の背景
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北陸本線は1896年7月に敦賀−福井間が開業した。 この時に敦賀−今庄間に設置された駅は杉津駅だけであった。 列車の増加により交換設備が必要となり、1908年に敦賀・杉津間に東郷信号所、杉津・今庄間に大桐信号所が開設された。 東郷信号所は1916年に新保駅となった。 北陸トンネルの建設にあたっては、この駅の今庄方引き込み線は延長され、葉原斜坑への資材運搬拠点となった。 

写  真
基本情報


所 在 地 : 敦賀市獺河内 
MapCode : 788029521*45
建 立 日 : 1980年5月
建 立 者 : −−−
種   別  : 跡地碑
撮 影 日 : 2009年 8月22日
碑  文 曽って当地は北陸本線沿線にして、此処に国鉄新保 駅在り。旧線敦賀・今庄間は山また山の急勾配(千分の 二十五)と曲線の連なる難所であった。この為スイッチ バック式を取り入れた全国的にも類少い駅として、その 前身の東郷信号所より新保駅に昇格するところと となり貨物取扱い駅とも相俟って殷盛を極めた。 時は移り北陸本線複線電化により北陸トンネル 完成とともに旧線は廃止され県道となって現在に至る。 ここに往時を偲ぶよすがとしてこの碑を刻す。
   明治二十八年      敦賀・今庄間開通
   明治四十一年 四月  東郷信号所設置
   大正  五 年 五月  新保駅に昇格
                  構内二年計画にて改良工事を行い、
                  スイッチバック式 貨物側線 貨物上屋完成
   昭和三十七年 六月  廃線


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