高山線開通50周年記念
碑の背景
コメント
高山線は1920年岐阜−各務ヶ原間が最初に開業し、年々、富山方に線路を伸延させ、1926年には白川口まで開業した。 翌1927年には富山−越中八尾間が開業し富山方からも工事が始まった。 通常、この様な場合、岐阜方は高山南線、富山方は高山北線と命名され両者がつながると南北の文字が無くなるのが一般的であったが、この線では岐阜方は高山線(高山を目指す線)、富山方は飛越線(飛騨と越中を結ぶ線)と命名されていた。 この飛越線が越中八尾まで開業した時に、この碑が設置されている早星駅は開業している。 この後、南北両方から鉄道は伸延し、1934年10月飛騨小坂−高山−坂上間57.8kmが開業し、飛越線は高山線に編入されると共に、高山駅が開業した事により名実ともに高山線(高山を通る線)として岐阜−富山間の営業を開始した。
この碑は飛越線が富山から越中八尾まで開業してから50周年を記念して建立されていおり、駅開業50周年の色彩が強い様に感じる。

写  真
基本情報


所 在 地 : 富山市婦中町速星
         早星駅前
MapCode : 40289319*01
建 立 日 : 昭和52年9月2日
建 立 者 : 高山線50周年記念
           実行委員会
種   別  : 周年碑
撮 影 日 : 2009年 8月23日


碑  文     動輪のあゆみ
 この動輪は 9600型式と呼ばれた蒸気機関車のものであり、大正9年1月に製作され約57年間走り続けていました。
 高山線では、昭和16年7月14日に富山機関区に配属となり、昭和43年1月21日まで高山線での主力機関車として活躍したものです。
 この記念台座は、昭和52年9月高山線飛越線開通50周年を祝し、その記念として作られたものであります。
    昭和52年9月2日   高山線開通50周年記念実行委員会

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