まつだい駅 ほくほく線発祥の地
  
碑の背景
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北越急行ほくほく線は六日町駅と犀潟駅を結ぶ延長59.5kmの路線で、JRの特急列車が乗り入れている最高速度160km/hの鉄道である。 碑文によるとほくほく線は冬季の交通手段確保を目的として建設運動が始められたが、現在は金沢方面から東京に向かう人が越後湯沢から新幹線を利用するための経路としての存在価値が大きく、当初目的とは異なる利用となっている。


写  真
基本情報


所 在 地 : 十日町市松代3816
         まつだい駅
MapCode : 298179452*85
建 立 日 : 1997年3月22日
建 立 者 : 松代町
種   別  : 発祥碑
撮 影 日 : 2007年 3月 5日


碑  文 ほくほく線のあゆみ
1931年(昭和6年) 柳常次(大字松代の半兵衛)市川庄一郎(大字松代の松本屋)の両氏は 冬には全く役に立たない自動車に代って鉄道の重要さ 大切さ 必要性を痛感し鉄道建設運動を始める
1932年(昭和7年) 東頚城縦貫鉄道を頚城鉄道(Kの軽便鉄道)とつないで建設したいという請願を国会に提出
1935年(昭和10年)直江津駅より中頚城郡 東頚城郡 中魚沼を貫通し南魚沼において 上越線に接続する「北越鉄道敷設に関する請願」が市川新十郎 柳常次 市川庄一郎により国会に提出翌年帝国議会衆議院において 請願が採択される
1950年(昭和25年9月3日) 高田市 東頸城 中頚城 西頚城 南魚沼の一市五郡を区域とする 北陸上越連絡鉄道(上越西線)期成同盟会発会式 以来 上越線湯沢と六日町に接続するルートの南北戦争が続く
 南線・・直江津〜松之山〜中里〜湯沢 北線・・直江津〜松代〜十日町〜六日町
1963年(昭和38年6月27日) 従来の北陸上越連絡鉄道(上越西線)期成同盟会を発展的に解消 新たに路線名を[北越鉄道]として[北越線連合期成同盟会]が発足
1968年(昭和43年4月20日) 六日町〜十日町間起工式(六日町にて)
1973年(昭和48年8月10日) 十日町〜犀 潟間起工式(松代町にて)
1908年(昭和55年12月)   国鉄再建法施工に伴い建設予算凍結工事中断
1984年(昭和59年8月27日) 第三セクター「北越急行株式会社」の設立
1985年(昭和60年3月)    建設工事再開
1989年(平成元年1月)     高規格化し高速列車を運行させることが決定
1992年(平成4年10月29日) 鍋立トンネル貫通
1995年(平成7年3月7日)   鍋立トンネル(延長9.1km 昭和48年
                  12月工事着手以来21年間)掘削完了
1996年(平成8年4月15日)  ほくほく線レール締結
1997年(平成9年3月22日)  ほくほく線開通
66年間の永きにわたる先輩の苦労と偉大なる功績を讃え 松代町民の熱き想いが今日ここに実現したことを慶び建立する
1997年(平成9年)3月22日
        松代町長  関谷達治



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