戸沢三千太郎翁頌徳碑
  
碑の背景
コメント
大糸線の建設は大きく3区間に分けられる。 松本-信濃大町間は信濃鉄道により1916年に開業した。 その後、国は信濃大町−糸魚川間を結ぶ鉄道を計画し、1929年には信濃大町側から、1934年には糸魚川方からそれぞれ工事を始めた。 開通した区間はそれぞれ大糸南線、大糸北線と呼ばれていた。 此の間、1937年には信濃鉄道が国有化され大糸南線に編入された。 1957年に南北両線の間で未開通であった中土−小滝間17.7kmが開通し、大糸南線・大糸北線は大糸線となった。 全線開通には1915年1月に信濃鉄道が松本−豊科間で最初に営業を開始してから40年強が必要であった。 
戸沢三千太郎は元北小谷村の村長であるが、大糸線促進期成同盟会の会長に推されるや全線開通に向けて全力投球で建設促進運動に身を投じたようであるが、この碑の裏面上部が欠けており、碑文の一部が紛失しているのは残念である。

写  真
基本情報


所 在 地 : 糸魚川市大所
        平岩駅前
MapCode : 535794036*80
建 立 日 : 1963年11月
建 立 者 : 横川寛 他16名
種   別  : 顕彰碑
撮 影 日 : 2009年 8月24日



碑  文 鉄道大糸線の建設が計画されてか ら全通まで実に四十年の歳月が経 過  此間大東亜戦争等もあって着 工された工事も中断或は撤去と云 う悲運に遇うなどこうした中に長 野 新潟両県間に大糸線促進期成 ■■会が組織され翁は推されて会 ■■■■以来全通促進にたゆみな ■■■■続け爾後世に移り人は代 ■■■■は変る事なく初志貫徹の ■■■■え両県関係者の ■■■■間を人との間を奔走し遂 ■■■■を超えたので■■ます■ ■■■■■文化に観光に洛 ■■■■■の誠に顕著であります両 ■■■■域住民は翁の偉大なる功績を ■■■之を永久に記念する為茲に頌 ■碑を建立した次第であります   昭和三十八年十一月建立


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