桜木観世音菩薩
(桜木町事故慰霊)

  
碑の背景
コメント
1951年4月24日13時45分頃、桜木町駅構内の上り線で碍子交換工事を行っている際の作業ミスで架線が垂れ下がった所に電車が進入し、架線が先頭車のパンタグラフに絡まって短絡事故を起こし、屋根より発火した。 短絡事故の為、電車の自動扉は作動せず、駅員等も非常コックの位置を知らなかった為にドアを開けられなかった。 また窓は3段で中間が固定されており、開口部の高さは29cmであったために乗客は燃える車両から脱出できなかった。 この事故により焼死者103名重軽傷者100名強を出す大惨事となった。 

写  真
基本情報


所 在 地 : 横浜市鶴見区鶴見2丁目
         総持寺
MapCode : 6120*26
建 立 日 : 1952年 4月24日
建 立 者 : 
   発起人代表 東京駅長   加藤源蔵
          国労委員長 寺山源助
種   別  : 慰霊碑
撮 影 日 : 2005年 2月 4日


碑  文    櫻木観世音菩薩建立趣意
昭和二十六年四月二十四日桜木町駅構内に突発した電車火災事故は遭難者百三名重軽傷者百有余名に及び國鐵有史以来の大事故であった
その責任を痛感した吾々が遭難された方々のご冥福を祈るために観世音菩薩建立を企つるや彫刻会の権威赤堀信平先生が献身的に製作を申出られ多数の篤志家並に遺族の方々のご協力によりここに完成を見たのである
なお御名號及び遭難者の氏名は鎌倉園覚寺管長朝比奈宗源老師の揮毫によるものである
昭和二十七年四月二十四日   発起人代表   東 京 駅 長   加藤源蔵
                        國鉄労組委員長 寺山源助

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