横浜市営地下鉄 第1号車搬入の地
碑の背景
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横浜市営地下鉄は1972年12月に伊勢佐木長者町−上大岡間5.2kmで開業した。 この区間内には車両基地が設けられていなかった為、開業時に使用される車両を搬入する場所が必要となった。 この搬入に選ばれた場所が鎌倉街道の蒔田駅付近の直線部である。 横浜市営地下鉄は1000形3両編成で運行が開始されたが、開業時には7編成が準備された。 
1976年9月には上大岡−上永谷、伊勢佐木長者町−横浜の2区間が開業したが、この時上永谷車庫も完成し、1000形の第8編成以降と編成の5両化、6両化に必要となった増備車両は上永谷車庫に搬入されるようになった。 蒔田駅付近から搬入された21両を含む1000形は2006年12月に全て廃車されたが、第1編成が搬入当初の編成である1011−1012−1016という姿で新羽車庫に保存されている。
写真Aを写し、自宅に戻ってよく見ると、碑Aのある杉山神社前から上大岡側に一寸行った、道路の反対側に写真Bの標柱があることを知った。 それ以降、蒔田に出かける機会がなく、2013年になってようやく、移すことができた。 その際、杉山神社への最寄りの出入り口に向かうコンコースに掲示されていた写真Cも写してきた。
  
 写  真
基本情報
所在地 横浜市南区宮元町三丁目
杉山神社前
横浜市南区通町一丁目
横浜市南区宮元町三丁目
コンコース
マップコード 2058197*05 2 028 877*18 2 058 197*14
建立日 2003年12月 1日 2003年12月 1日 −−−
建立者  南区制60周年    
 記念事業実行委員会
 南区役所        
 南区制60周年    
 記念事業実行委員会
 南区役所   
横浜市営地下鉄
(財)横浜市交通協力会
種別 設置碑
撮 影 日 2009年10月23日 2013年 5月26日 2013年 5月26日

碑  文
写真A  昭和47年12月16日、初めて横浜に地下鉄が開通しました。 しかし、開業当時は、伊勢佐木長者町駅と上大岡駅間での営業であったため、現在のような地上部の線路や車両基地がありませんでした。 そのような状況の中、開業に向け地下鉄の車両を地下に搬入するために、地上部に搬入作業のスペースがあること、搬入作業に支障のない直線の線路部分であること、などを満たすことのできる場所として、蒔田駅付近の鎌倉街道(ここから弘明寺駅方向に約100mほど:地図参照)がえらばれました。
 昭和46年3月16日深夜、鎌倉街道の車道に設けられた、地下鉄のトンネルまでつながる長さ20m、幅3.26mの開口部から、数百人の市民の方々が見守る中、1両約30トンの車両がクレーンで搬入されたのです。
 この時搬入した車両は、その後、横浜の発展とともに30年余にわたり走り続けました。 この銘板の足下に埋め込まれているのは、これまで車両を支えてきた車輪のひとつです。 これからも区民の足を支える地下鉄として、安全で快適に走り続けることを願い、南区制60周年を記念し本銘板を設置しました。
                  平成15年12月 1日
                  南区制60周年記念事業実行委員会
                  南区役所
  
写真B      横浜市営地下鉄 第1号車両搬入の地      昭和46年3月16日
 初めて横浜に地下鉄が開通するに際し、昭和46年3月16日深夜、この標柱の正面の鎌倉街道の車道に設けられた開口部から、車両がクレーンで搬入されました。 開業当時は、伊勢佐木長者町駅と上大岡駅間の営業であり、現在のような地上部の線路や車両基地がなかったためです。
                  平成15年12月 1日
                  南区制60周年記念事業実行委員会
                  南区役所
  
写真C      横浜市営地下鉄  第1号車両搬入の地
昭和47年12月16日、市営地下鉄は伊勢佐木長者町駅から上大岡駅の6駅で開業しました。
開業に向け、昭和46年3月16日深夜に最初の車両が、この蒔田駅付近の鎌倉街道上に開口部を設け、2基のクレーンによって搬入されました。
南区制60周年記念事業実行委員会・南区役所では、記念事業の一つとして、平成15年12月1日 「横浜市営地下鉄第1号車両搬入の地」 を記した銘板と標柱を設置しました。
                横浜市営地下鉄 (財)横浜市交通協力会

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