平塚駅と柳の碑
碑の背景
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平塚駅は1887年7月の官設鉄道国府津延長時に開設された。 駅開設時に植えられた柳は1956年に枯死したが、この木の枝を駅員の岩本輝雄氏が挿し木にしていた。 岩本輝雄氏が育ていた若木は平塚駅開設70周年に駅前に植え替えられた。 これが現在の柳である。


写  真
基本情報


所 在 地 : 平塚市宝町1
         平塚駅前駅
MapCode : 15282013*40
建 立 日 : 1956年 7月11日
建 立 者 : 平塚観光協会
種   別  : 周年碑
撮 影 日 : 2005年 2月23日
碑  文  東海道本線が国府津まで延長された明治20年(1887)7月11日、平塚新宿の松林の砂丘上に平塚停車場が開駅した。この時、駅舎正面入口の西側に若木の柳が一本植えられ、以来柳はすくすくと成長し、大山登山の参拝客など多くの乗降客に親しまれてきた。大正12年(1923)9月1日の関東大震災による駅舎の全壊、昭和7年(1932)4月1日平塚市制施行のさい駅前記念アーチと祝賀風景、昭和20年(1945)7月16日夜半の平塚空襲駅舎全焼など、受難と喜びの幾多の移り変わりを、じつと70年間見つめてきた柳の老木は、昭和31年春に惜しくも枯れてしまった。
 しかし、柳の老木は別のところでひと枝の挿し木として、新しい生命を育んでいた。同年7月11日の平塚駅開業70年記念に、この若木を平塚観光協会がもらい受け駅前広場に移植し、由来を記した記念碑を据えかぎりない成長を市民とともに願った。

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