東山北駅開設碑
碑の背景
コメント
御殿場線は1889年2月に東海道線の一部として開業した。 この時に設けられた駅は松田・山北・小山(現駿河小山)・御殿場・佐野(現裾野)・沼津の各駅であった。 1934年12月に丹那トンネルが開通すると、国府津−沼津間は御殿場線として独立した。 1955年に気動車が導入された。 松田−山北間にあるこの駅は1956年12月に地元の請願によって新設された。 

写  真
基本情報


所 在 地 : 山北町向原
         東山北駅
MapCode : 57673429*42
建 立 日 : 1956年12月25日
建 立 者 : 向原新駅設置期成同盟会
種   別  : 開通・開駅碑碑
撮 影 日 : 2008年 4月 9日

碑  文  向原区民が多年の宿望であった本駅新設の請願は適々ディーゼルカー全線運転の好機に際会して衆議一決直に本会の成立を見た続いて山北町議會の採択と山北町交通改善研究会の絶大な援助に依って一年有半の短期間に然も最小限の工費を以って実現されるに至った
 当駅の開設は■に一般乗降者の利便のみに止まらず更に近郊の動力資源たる水力発電の利用と其の優秀性を誇る水質及び諸資材の活用が附近の理想的環境と相俟って将来必ず町の産業振興に寄與し得るものと確信するものである爾今町と国鉄当局と地元民の協力に頼って町勢の伸展と駅勢の向上進展を期せられん事を切望して止まない
 此の事業の遂行に当り吾々の先考或は先輩の深遠な配慮と労苦を克く偉大な光彩を発揮した事を想起し茲に深く敬意と感謝の誠を披瀝して後世に伝える
   昭和三十一年十二月二十五日 向原新駅設置期成同盟会

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