明治42年烏森駅開業時の「柱」の由来
碑の背景
コメント
現在の新橋駅は1909年に電車線用の駅として開業した烏森駅が、その前身である。 1914年に東京駅が設けられて、東海道線の始発駅が東京に変更された際に、それまで始発駅であった新橋駅は汐留駅と改称され貨物専用駅となり、烏森駅が二代目の新橋駅となった。 烏森駅が出来た当初は2面4線の駅で、東海道線と山手線が使用していた。  1914年に東京駅から京浜線の運転が開始され、山手線と線路を共用していた。 1956年田端〜田町間の線路を増設して山手線と京浜東北線が分離され、現在の新橋地上駅の状態となった。 この柱は碑文にもある様に、3,4番線ホームへの階段に使用されていたものである。 
この碑は地上ホーム下にあるコンコースにあるトイレ入り口付近にある。


写  真
基本情報


所 在 地 : 港区新橋2−17
           新橋駅
MapCode : 586 521*02
建 立 日 : −−−
建 立 者 : −−−
種   別  : その他碑
撮 影 日 : 2011年 8月16日


碑  文  明治5年(1872年)、新橋・横浜間に日本で最初の鉄道が開業いたしました。
 と湯時の新橋駅は、現在の東新橋付近に設置され、「新橋停車場」として親しまれましたが、大正3年(1914年)、東京駅開業により42年間の幕を閉じました。
 なお、それまで使用されてきた、同駅は「汐留駅」と改称し昭和61年に役割を終えました。
 現在の駅は明治42年(1909年)12月、わが国初の高架駅(烏森駅)として誕生。 同時に山手線電化工事が完成し、烏森〜品川〜新宿〜池袋〜田端〜上野間で電車運転を開始いたしました。
 そして、大正3年(1914年)12月、東京駅開業に合わせて新橋駅と改称し現在に至っています。
 平成14年(2002年)、3,4番線ホームエスカレータ新設に伴う階段解体工事のため、93年間ホーム階段を支えてきた「明治41年製造」の柱をはずして現在地にて保存することになりました。


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