中武馬車鉄道森下駅跡
碑の背景
コメント
入間市中心部の扇町は江戸時代、多摩地区と日光を結ぶ千人同心街道の宿場であり、多摩地区・入間郡南部地区等の物資を江戸に輸送するための中継地として栄えていた。 明治に入り、川越鉄道(現西武国分寺線)や青梅鉄道(現青梅線)が開業すると扇町の周辺は鉄道空白地となったため、1899年に入間川から扇町を経て青梅に至る馬車鉄道が計画された。 この鉄道は1901年1月に着工され、9月には中武馬車鉄道として全線が開業した。 しかしながら、1904年に始まった日露戦争への馬の供出に伴う本数削減、餌代の高騰による負担増などにより、赤字体質から脱却出来なかった。 1915年には武蔵野鉄道(現西武池袋線)が開通し、東京に直通する鉄道が開通したことにより中武馬車鉄道は大打撃を受け、1917年9月に全線が廃止された。
この碑がある森下駅は中武馬車鉄道の青梅方終点である。

写  真
基本情報


所 在 地 : 青梅市森下町
MapCode : 23 735 403*85
建 立 日 : −−−
建 立 者 : −−−
種   別  : 跡地碑
撮 影 日 : 2011年10月21日


碑  文  此処に駅ありき

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