五日市鉄道 大神駅跡
碑の背景
コメント
五日市線の前身である五日市鉄道は、拝島市の解説文にもある様に1925年に拝島−五日市間が、1930年に立川−拝島間が開業した。 この碑がある大神駅は1930年の立川−拝島間開業時に大神停留所として開業した。 五日市鉄道は1944年4月に買収・国有化され五日市線となっり、停留所は駅に格上げされた。 五日市鉄道国有化の半年後の10月には立川−拝島間が休止され、碑文にある大神駅を含む各駅が廃止された。 なお、武蔵上ノ原駅・宮沢停留所・武蔵田中駅は買収・国有化された1944年4月に廃止されている。

写  真
基本情報


所 在 地 : 昭島市大神町1−5
MapCode : 23418856*48
建 立 日 : 2000年 3月
建 立 者 : 昭島市
種   別  : 跡地碑
撮 影 日 : 2008年 7月23日


碑  文  この場所には昭和5年(1930年)から昭和19年(1944年)までの間、大神駅という小さな停留所(無人駅)がありました。 東西の道路は、立川駅と拝島駅を結んでいた五日市鉄道(単線)の線路跡です。
 現在のJR五日市線の前身である五日市鉄道は、大正14年(1925年)4月21日、拝島・武蔵五日市駅間(11.1km)が最初に開通し、蒸気機関車が走りました。 後に立川駅までの延長が認められ、立川・拝島間(8.1km)が昭和5年(1930年)7月13日に開通し、この駅も誕生しました。
 立川・拝島駅間には、「武蔵上ノ原」「郷地」「武蔵福島」「南中神」「宮沢」「大神」「武蔵田中」「南拝島」の8駅がありました。
 旅客用にはガソリンカーが運転され、「五鉄」の愛称で親しまれた五日市鉄道は、昭和15年(1940年)に南武鉄道と合併し、昭和19年(1944年)4月1日には、太平洋戦争の影響で青梅線といっしょに国に買収されました。 そして、近くを青梅線が走っているという事情から、立川・拝島駅間は昭和19年10月11日付けで休止路線とされ、そのまま廃止されました。
                  平成12年(2000年) 3月   昭島市

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