地下鉄創業者早川社長の銅像
碑の背景
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東京メトロ日比谷線の座駅の上はメトロプロムナードになっている。 早川徳治の胸像はこのメトロプロムナードにある。 現在、東京の地下には銀座線・丸ノ内線・日比谷線・・・・と13の路線が網の目のように張り巡らされている。 このような地下鉄網の端緒は早川徳治が設立した東京地下鉄株式会社による1927年12月の浅草−上野間開業である。 この後、東京地下鉄株式会社は新橋まで延長させたが、渋谷-新橋間を建設した東京高速鉄道との争い等により両社による帝都高速度交通営団誕生時には引退を余儀なくされた。 

写  真
基本情報


所 在 地 : 中央区銀座5
       日比谷線銀座駅上の地下道
MapCode : 617211*14
建 立 日 : −−−
建 立 者 : −−−
種   別  : 顕彰碑
撮 影 日 : 2005年 1月 7日


碑  文  夙ニ帝都ヲ立體的近代都市タラシムル計劃ヲ樹テ東京地下鐡道株式會社ヲ創設シ未曾有ノ難事業ヲ完成セリ洵ニ是レ我國交通史上ニ一新紀元ヲ劃スルモノ天下萬人之ニ依ツテ享クル利便頗ル大ナリ其ノ功績畏クモ天聴ニ達シ皇紀二千六百年記念式典ニ際シ緑綬褒章ヲ賜フ茲ニ同志相謀リ壽像ヲ建立シテ永ク後世ニ傳フト爾云

文  意  早くに首都を立体的な近代都市にする計画を立て、東京地下鉄株式会社を創設し、未曾有の難事業を完成させた。 これはまことに我が国の交通史上に新世紀を画するものである。 国中の全ての人がこれによって受ける利便はとても大きなものである。 その功績が畏れ多くも、天皇陛下の耳に達し、皇紀2600年(西暦1940年・昭和15年 )の記念式典に際し、緑褒章を賜った。 ここに、同志が相談して寿像(その人の存命中につくっておく肖像彫刻)を建立して後世に永く伝えんとす。


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