停車場道路工事記念
碑の背景
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武州鉄道は東京と日光を結ぶ構想の下、1910年に設立、1924年に蓮田−岩槻間を開業させた。 1928年には岩槻−武州大門間を、1936年には武州大門−神根(現川口市神根)間を開業させた。 しかしながら、東京方には連絡線が無いため乗客数は伸びず、1938年9月に全線が廃止となった。 この碑は東北道の浦和料金所の隣にあり、武州鉄道が武州大門まで伸延した1928年に武州野田駅までの道路建設を地元青年団で行った事を記念している。

写  真
基本情報


所 在 地 : さいたま市緑区中野田
          重殿社境内
MapCode : 3521026*23
建 立 日 : 1929年10月13日
建 立 者 : 野田青年団中野田支部
種   別  : 達成碑
撮 影 日 : 2005年 7月17日


碑裏面の文  是時昭和参年十二月武州鉄道開通ト共ニ停車場道路附設ノ議起リ区民後援ノ下ニ野田青年團中野田支部員等昭和四年三月十七日起工同年四月十五日其ノ完成ヲ視ル同線ノ枕木ハ朽チル事アルモ我等ノ努力ハ今尚石文ニ
  昭和四年十月十三日建設
 (以下 建設に携わった35名の名が刻まれている)
  
碑裏面の文意 この時、昭和3年12月武州鉄道の開通と共に、停車場への道路建設の提案がおこり、区民の後援により野田青年団中野田支部員等が昭和4年3月17日に起工、同年の4月15日に完成した。 武州鉄道の枕木が朽ち果てても我々の努力は今なお、石碑に刻まれている
   昭和4年10月13日

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