本庄のチンチン電車   
七軒町停車場跡

  
碑の背景
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1914年7月本庄電気軌道株式会社が設立された。 翌年の9月に本庄−児玉間7.1kmが開業した。 本庄電気軌道は電動車3両、付随車1両、貨車2両で営業していたが、全線単線で交換駅は途中の1か所だけで、本庄における始発が8時、終電が19時5分と営業時間が短く、列車本数は1日8往復であった。 本庄-児玉間にはその後、乗合自動車が営業を開始したことにより、営業本数が少ない電気軌道の旅客は影響を受け、1930年6月に全線休止され、1933年に廃止となった。 この碑がある七軒町停車場は本庄駅の次の駅で本社や車庫が置かれていた。

写  真
基本情報


所 在 地 : 本庄市駅南一丁目
MapCode : 20 262 137*74
建 立 日 : 2009年 4月
建 立 者 : 記念碑建設委員会
種   別  : 跡地碑
撮 影 日 : 2013年12月25日


碑  文 この地は、大正四年から昭和五年まで、本庄・児玉間7.1kmを本庄のチンチン電車と呼ばれ、市民に親しまれて運行した路面電車、本庄電気鉄道「七軒町停車場」の跡地です。チンチン電車の速度は時速22.2kmまさに自転車ほどのスピードですが、今思うと地球に優しい排気ガスのない乗物で、現代に残っていればと惜しまれます。 当時の運行は上下九本、客車の後に屋根のある貨車とない貨車を連結して当時、八高線ガード下にあった児玉駅まで25分かけて走りました。 この碑は、七軒町停車場の在りし日を偲んで有志の手で建てられたものです。
                   本庄市  本庄市観光協会  記念碑建設委員会
                             平成二十一年四月 吉日

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