刻苦七十年
碑の背景
コメント
信越線横川−軽井沢間は11.2kmで標高差552mある。 最急勾配は66.7パーミリとなるため、この区間にアブト式鉄道が導入され1893年に開業した。 この区間の上り下りには専用の機関車が製作されたが、その機関車の為の機関区として横川機関区が設けられた。 この区間は当初、蒸気機関車に依っていたが、1912年には電化され電気機関車による運転となった。 
1963年、信越線の通過時間短縮等の為にアプト式から粘着運転化への変更が行われ、70年にわたるアブト式鉄道は廃止となった。 横川機関区はその後、粘着式機関車であるEF63の基地となったが、1997年長野新幹線の開通とともに横川−軽井沢間の営業が廃止となり、機関区も同時に廃止となった。

写  真
基本情報


所 在 地 : 松井田町横川407−16
          碓氷峠鉄道文化むら
          メインゲート付近
MapCode : 292598887*32
建 立 日 : 1963年11月30日
建 立 者 : 横川機関区
種   別  : 達成碑
撮 影 日 : 2004年 8月 9日


碑  文 (左側パネル)
碓氷線の歴史
開通(アプト式)  明治26年4月1日
電化(アプト式)  明治45年5月11日
アプト式廃止    昭和38年9月30日
粘着運転開始    仝 上

(右側パネル)
70年にわたるアプト式運転の完遂と新線開通に伴い新型機関車による粘着運転開始の功績を総裁から表彰されたので、記念にこの碑を建立した. 
 昭和38年11月30日
 横川機関区

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