上越南線直轄工事記念
碑の背景
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土合駅の下りホームは地下70mの新清水トンネル内に設けられており、改札から500段弱の階段を降りたトンネル内にあり、改札からホームまでは10分程度要する事で知られている。 此の改札の右側に、壁に埋め込まれてこの碑は有る。 上越南線はこの碑によると、上越線の南側部分である高崎から清水トンネルの中央部までとなっている。 この区間での最大の難所は清水トンネルであるが、このトンネルは1922年に着工し1931年9月1日に開通したが、トンネル部分を短くするために群馬側は湯檜曽・土合間、新潟側は越後中里・」土樽間にループ線を設けたが、トンネルの全長は9702mとなり、当時としては国内で最長のトンネルとなった。 

写  真
基本情報


所 在 地 : 利根郡みなかみ町湯檜曽
            土合駅改札横
MapCode : 554 596 343*00
建 立 日 : 1931年8月
建 立 者 : 鐡道省東京建設事務所
種   別  : 達成碑
撮 影 日 : 2011年 7月10日


碑  文 本上越線工事施行ノ計畫ヲ樹テタルハ大正八 年前後ナリキ當時歐州大戦ノ影響ニヨリ物價 勞銀ノ昴騰甚シク加フルニ勞働者金ノ■底ノ 状勢ニ鑑ミテ鐡道省ハ省土木工事ノ施工方法 ニ一大改革ヲ断行シタリ即チ従来ノ勞力ヲ主 トスル方法ニ代フルニ機械力重用ニ依リテ工法 ノ進化能率ノ増進ヲ企圖スルト共ニ省直轄施 行ノ方針ヲ樹立シ多数ノ土木用最新式機械類 ヲ購入利用シ且ツ工事材料ノ調達運搬作業人 夫ノ募集等工事施工ノ一切ノ作業ヲ總テ省 直轄ノ下ニ置キ以テ此ノ大工事ヲ完成スル ヲ得タリ
  工事區間 自高崎至茂倉岳(清水隧道中央)
         七十四粁百九十米
  起   工 大正八年十一月
  竣   工 昭和六年 八月
  建設費額 金貮千七百参拾弐萬七千百餘圓
  作業総延人員 約五百四拾萬参千四百人
  殉職者員数   六 十 名
  関係事務所長 久保田敬一  橋本敬之 池田嘉六 石川 ■  柿田九郎  竹股一郎
  鐡道省東京建設事務所
    昭和六年八月



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