希望 みどりの記念碑
碑の背景
コメント
昭和60年7月の運輸政策審議会で、東京を起点として守谷町南部までの路線を整備すべきと答申された。 この路線はさらに筑波研究学園都市まで延長する事も検討された。 
平成3年(1991年)にこの路線を整備・運営する首都圏新都市鉄道株式会社が沿線自治体の出資による第三セクターとして発足した。 1992年に第一種鉄道事業免許を取得し、1994年に建設がスタートした。 2005年7月22日に完成検査に合格し、同年8月24日に全線開業した。 路線名は一般公募により「つくばエクスプレス」となった。 
   
写  真
基本情報


所 在 地 : みどりの駅西口
MapCode : 18 712 212*61
建 立 日 : 2010年 8月
建 立 者 :
   つくばエクスプレス沿線谷田部
     西部地区まちづくり協議会
   つくば市
   茨城県
   首都圏新都市鉄道株式会社
   独立行政法人都市再生機構
        茨城地域支社
種   別  : 周年碑
撮 影 日 : 2017年 9月11日


碑  文 つくば大地は、アカマツ林の広がる自然の中に、農村集落が点在する緑豊かな田園地域でした。
 萱丸地区は、昭和三十八年に閣議了解された筑波学園都市建設において周辺開発地域として、研究学園地区と一体となった均衡のとれた田園都市として整備が進められてきました。
 平成三年十月二十三日、「大都市地域における宅地開発及び鉄道整備の一体的推進に関する特別措置法」に基づく茨城県策定の基本計画が、運輸大臣、建設大臣及び自治大臣に承認されました。 つくば市の関係地域では、茨城県、つくば市及び地元地権者の三者が、開発区域や事業手法などについて協議を重ねた結果、平成六年七月七日、後に七夕調印と呼ばれる「常磐新線沿線開発に関する三者協議合意書」の締結に至り、つくば市におけるつくばエクスプレスの建設と沿線開発が始まりました。
 鉄道建設と沿線開発を進めるにあたっては、開発事業者と地域住民との良好で継続的な協力関係が不可欠であることから、平成七年一月二十六日、萱丸地区では、地域住民とつくば市が協力して、「田園市街地」を実現するため、根崎、古舘、飯田、中野、中野台、西栗山、片田、上萱丸、下萱丸、花島新田、鎌倉、本田、福田町、西町、福田平、要害の関係十六集落で構成する「つくばエクスプレス沿線谷田部西部地区まちづくり協議会」が発足しました。
 平成十三年三月五日、萱丸地区では、事業者となった現在の独立行政法人都市再生機構により、萱丸一体型特定土地区画整理事業が面積二百九十二ヘクタール、土地所有者千五十三名、筆数三千五百十七筆、家屋数百八十七戸、計画人口二万一千人施工期間平成十三年から平成三十二年まで、総事業費八百十七億円で始まりました。 本事業は、首都圏の一翼を担うため、つくばエクスプレスの整備と合わせ、地域の緑豊かな田園環境を活かしながら、都市機能の集積と良好な住宅地供給の促進を図り、みどりの駅を中心とした新たな拠点の形成を目的としています。
 平成十七年八月二十四日につくばエクスプレスが開業し、萱丸地区では緑を守りながら都市基盤整備が進められるとともに、新たなコミュニティも生まれ、活力に満ちた街が形成されつつあります。
 ここに、つくばエクスプレス開業五周年を記念し、沿線地域の弛まざる発展を願い、開発経過を刻し、後世に伝えるものです。
                            平成二十二年八月
   つくばエクスプレス沿線谷田部西部地区まちづくり協議会
   つくば市
   茨城県
   首都圏新都市鉄道株式会社
   独立行政法人都市再生機構茨城地域支社



 戻る

inserted by FC2 system