記念碑(輪心)
碑の背景
コメント
機関車や電車の車輪は輪心と呼ばれる車輪の中心部分と、外輪と呼ばれる周辺部分から構成されている。 自動車でいうと輪心はホイール、外輪はタイヤに相当する。 外輪はブレーキをかけた時などに摩耗したり、外形を正円にすると共にフレンジの形状を維持するために周辺を切削することにより薄くなった場合に交換することを目的としている。 外輪の内径は輪心の外形よりもわずかに小さく作られて居り、外輪を加熱し膨張したところに、輪心を嵌め込み、外輪が冷却・収縮して両者が固く結合される構造となっている。 蒸気機関車の輪心は当初、スポーク形式で、スポーク本数はC51が17本、C54が18本であったが、C57ではクローバ形の箱型輪心へと変化した。 これは外輪を焼きばめすると、輪心外周部のスポークが有る部分とスポークの無い部分では外輪への接し方が異なり、外輪が多角形の様に変形しする恐れがあったためある。 D51の輪心も箱型が採用されている。


写  真
基本情報


所 在 地 : 秋田市土崎港東三丁目
            土崎工場
MapCode : 88324445*42
建 立 日 : 1965年12月28日
建 立 者 : 土崎工場
種   別  : その他の碑
撮 影 日 : 2008年10月18日


碑  文     記念碑
この動輪の輪心は土崎工場で製作された最後の鋳鋼製品でD51形式といい主要蒸気機関車に使用されているものです 当工場の鋳鋼の製作は昭和二十一年以来継続されておりました
   昭和四十年十二月二十八日  土崎工場


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