防雪原林
  
碑の背景
コメント
野辺地駅のホーム西側に約2Kmにわたって杉林がある。 この林は冬季に線路が雪で埋没するのを防止することを目的として植林された防雪林で1893年、本多博士(林学)の進言により誕生した。 この野辺地防雪原林は日本で最初の防雪林で1960年に鉄道記念物となっている。

写  真
基本情報


所 在 地 : 
  野辺地駅構内野辺地防雪林公園
MapCode : 519 389 260*22
建 立 日 : 1940年
建 立 者 : −−−
種   別  : 発祥碑
撮 影 日 : 2004年 7月

碑  文 鉄道記念物 第十四号  野辺地防雪原林
 この林は、明治二十六年(1893年)の春、日本鉄道株式会社により植林された我が国最初の鉄道防雪林です。
 東北本線が全通したのは、明治二十四年九月ですが冬季は強風多雪のためふぶき・吹きだまりが多く鉄道線路が埋没され、しばしば列車の運行が阻害されたので恒久的防雪施設として、水沢・小湊間三十八箇所に約五十ヘクタールの防雪林を設けました。
 今日、線路に沿って亭々とそびえる杉の美林は、ふぶき防止に顕著な効果を挙げ、雪国の鉄道交通を防護して今日に至っています。 当美林はその代表的なもので、昭和三十五年十月十四日、第八十八回鉄道記念日に当たり、鉄道林発祥の地として鉄道記念物(第十四号)にしていされました。 当防雪林の現在面積は、六七四0平方メートルあります。
 左側の石碑「鉄道記念物 野辺地防雪原林」の題字は記念物指定を記念して当時の国鉄十河総裁の筆によるものです。 また、右側は昭和十五年この林の創設記念として、防雪林設置を提唱した本多林学博士執筆の「防雪原林」の碑であります。
      昭和六十二年 四月 一日
             東日本旅客鉄道株式会社

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