鉄道記念碑
碑の背景
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名寄線は1915年に遠軽〜社名渕間が開通した事に始まる。 この区間は当初軽便規格で建設されたが、翌年には軌間を1067mmに改軌すると共に下湧別まで延長された。 1917年には名寄川からの工事が始まり、1919年に名寄〜下川間が開業した。 その後、両側から逐次、線路が延ばされ、1921年に上興部〜興部間が開業して全線開業となった。 1978年に第二次特定地方交通線として廃止承認され、1989年5月に廃止された。 この碑がある下川は名寄側で最初に開通した区間の終着駅である。

写  真
基本情報


 所 在 地 : 上川郡下川町
          下川バスターミナル
 MapCode : 572767813*66
 建 立 日 : 1993年
 建 立 者 : 下川町
 種   別  : 跡地碑
 撮 影 日 :  2007年 6月18日


碑  文  名寄線の沿革
大正 4年      石丸滝蔵・稲田梅次郎・比滝三郎・末武次郎吉・市村甚助等が建設陳情
    6年 6月    名寄西線として工事を着手
    8年10月20日名寄・下川間開通上名寄・下川駅開設
   10年10月 5日興部まで開通・名称を名寄線に改称  北海道重要幹線の一つとして
              名寄線に函館発網走行きの急行列車が運行される
    12年11月 5日名寄線を名寄本線と改称 
昭和 7年10月 1日石北線全通により函館発網走行きは名寄本線経由が変更される
   31年 5月 7日一の橋大火にて一の橋駅鉄道宿舎14戸類焼
   37年 5月 1日遠軽・札幌間に急行「紋別」旭川・遠軽・名寄間に循環急行[旭川]が運転
   50年12月  SL(蒸気機関車)運行廃止気動車(ディーゼルカー)が運行の主流となる
   55年 4月17日「日本国有鉄道再建促進特別措置法案」国会上程により、名寄本線沿線
      市町村が「国鉄名寄本線外地方交通線対策協議会」を発足させ存続運動を展開
平成元年 4月30日名寄本線廃止「さよなら列車」運行 以降代替バス運航開始
先人の苦労を偲び、その偉業に感謝し、次代に鉄道の歴史を伝承するとともに、未来への希望と郷土下川の繁栄を願い、ここに鉄道記念碑を建立する
  平成五年  下川町
  

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