北海道鉄道開通起点 |
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碑の背景 コメント |
北海道の鉄道は1880年1月に着工され、11月に開通した手宮−札幌間が最初である。 この鉄道は幌内で産出された石炭を船に積み込める場所まで輸送することを目的として建設された。 当初は幌内から江別付近の石狩川までの計画であったが、江別付近は湿地が多く川舟への積み替え設備建設が困難なこと、石狩川の凍結により半年間は川舟による輸送が困難なこと、貨車から川舟、川舟から道外に移送する舟へと積み替えの手間がかかること等から小樽−幌内間を直接鉄道で結ぶこととなった。 この為、鉄道は港のある小樽から札幌、幌内へと伸延された。 |
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写 真 基本情報 |
所 在 地 : 小樽市手宮 小樽交通記念館 MapCode : 493750044*17 建 立 日 : 1942年12月12日 建 立 者 : 近藤仙太郎 (近藤工業株式会社 創業者) 種 別 : 地点碑 撮 影 日 : 2004年 7月 |
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碑 文 (碑裏面) |
本鐵道ノ創業ハ明治ノ草創開拓使ノ企圖ニ成リ石炭輸送ノ目的二併セテ将來全道ニ敷設セラルヘキ鐵道ニ連絡セシムル計書ノ下ニ起工セラレ明治十三年十一月十八日比ノ地ヲ起點トシテ手宮輕川間ノ開通ヲ見ルニ至ル是レ實ニ本鐵道ノ創始ニシテ開拓ノ業亦之ニ拠リテ大イニ興ル所トナレリ 茲ニ近藤仙太郎氏之カ記念碑ヲ建立シテ寄贈ス及チ本日除幕ノ式ヲ行ヒ偉業ノ跡ヲ永ク伝ヘンコトヲ庶フ 昭和十七年十二月十二日 札 幌 鐵 道 局 長 濱野信一郎撰 札幌鐵道局総務部文書課長 赤 木 渉書 |
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碑裏面の 文意 |
この鉄道(幌内鉄道)の創業は明治初期に開拓史が企画したものである。 石炭輸送の目的と共に、将来、北海道全体に敷設されるべき鉄道ともつなげる計画の下で起工された。 明治13年11月18日にこの地点を起点として、手宮・軽川間が開通した。 これは、実に本鉄道の創業であり、開拓の業もまたこの開通により大いに活発に成ることである。 ここに近藤仙太郎氏が記念碑を建立して寄贈された。 本日、除幕式を行い偉業の跡を後世に永く伝えることを切望する。 昭和17年12月12日 札 幌 鉄 道 局 長 濱野信一郎 文 札幌鉄道局総務部文書課長 赤木 渉 字 |
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碑横の 解説文 |
準鉄道記念物 指定第6号 1880年(明治13)1月8日、手宮から着工した鉄道工事は、同年11月28日札幌まで開通。 北海道で最初、日本では新橋・横浜、大阪・神戸に次いで三番目の鉄道がここから始まりました。 北海道の鉄道がこの地から生まれたことを記念して1942年(昭和17)手宮駅構内に起点標が建てられ、1966年(昭和41)、後世に伝えるべき鉄道文化財として、旧国鉄により準鉄道記念物に指定され、JR北海道に引き継がれました。 この起点標の中心点が北海道における鉄道起点(ゼロマイル・ポイント)となります。 |
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