鉄道記念碑
碑の背景
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湧網線は名寄本線中湧別と網走本線の網走を短絡する鉄道として、計画され、両側より工事がスタート。 1935年に東線は網走−卯原内、西線は中湧別−計呂地間が開通した。 その後逐次開業を進め、全線が開通したのは1953年であった。 計呂地駅は最初に開業した駅の一つであり、中湧別から16.5kmの地点であった。 
1984年6月湧網線は第2次特定地方交通線として廃止承認がなされ、1987年3月20日に全線廃止となった。 この碑にはこれらの経過を刻んだ碑文がはめ込まれて、計呂地駅のホーム上に設置されている。

写  真
基本情報


 所 在 地 : 紋別郡湧別町字計呂地
            計呂地交通公園
 MapCode : 404387026*08
 建 立 日 : 1991年5月1日
 建 立 者 : 計呂地自治会
 種   別  : 跡地碑
 撮 影 日 : 2007年 6月19日


碑  文
碑正面
鉄道記念碑
湧網線開通までの経過
明治33.10 網走・常呂・紋別三郡で北見鉄道期成同盟を結成
         下湧別で第一回大会を開き運動の展開はじまる
大正 8.11 中湧別開発期成同盟結成 道庁・札幌鉄道管理局に陳情
   10.10 中湧別で沿線五ケ町村連合大会開催 本線促進の宣言決議
   12. 9 上京運動中関東大震災で書類焼損
   14. 2 第八回帝国議会に陳情採択となる
昭和 2. 8 測量開始
    6.12 中湧別で連合大会 実行委員をあげて鉄道省に陳情
    7. 5 三十年余の根強い運動により着工となる
   10.10 中湧別−計呂地間が開通し待望の開通式挙行される
         期成同盟下湧別代表 大口丑定 藤永栄槌 大沢重太郎
交通公園完成を記念し先人の苦労を偲び、その偉業を讃え、次代の人々に鉄道の歴史を伝え更に郷土の発展を念じ鉄道記念碑を建立する
  平成三年五月一日 寄贈者計呂地自治会長 渡辺豊春

碑  文
左側面
計呂地駅の沿革
昭和10.10.20 計呂地駅開業「中湧別−計呂地間」終着駅として折返し運転
   11.10.17 佐呂間まで延長
   23.11.15 殉職事故発生、浪江良武40才「駅構内三番線荷物受授中」
   28.10.12 湧網線全通
   30.12.25 客貨分離の輸送となり、レールバス〇三型運転
   33.11.30 本屋改築
   41. 3.10 ディーゼルカーニ一型、ニニ型運転
   47. 2. 8 営業近代化により荷物貨物取扱い廃止
   48.10.15 「花いっぱいコンクール」優秀賞
   50. 7.10 観光スタンプ作成
   50. 8. 7 SL廃止 DE一○型導入、通学生自転車置場新設
   55.10. 1 ダイヤ改正 夜間列車廃止
   59. 7.10 入場券購入客に駅名入りマスコットホタテ稚貝プレゼント
   61年度    入場券発売枚数六千枚
   62. 3.19 サヨナラ列車見送式
       3.20 鉄道廃止による代替バス運行開始
以下歴代駅長19名の氏名を就任順に列挙
  

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